論理的な考え方・物語の組み立て方などの学習に最適
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特に小さなお子さんは、文章の読み書きの前に、まず、目で見たこと、体験したことをうまく言葉にできません。そんなお子様はまず、この本で訓練を積んでみてはいかがでしょうか。
本書では、著者が受けた欧米の国語教育のやり方で、「論理的な考え方・物語の組み立て方・説明のやり方・描写のやり方・報告のしかた・視点を変えて考える練習・絵の分析」を学べるようになっています。答えは一つではありません。お母さんと一緒に考えながら、本書を使ってみると有効だと思いました。
学ぶ過程で豊富な会話が交わされるだろう
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欧米の親と子供の会話に耳をそばだてると、驚くほど親が子供とコミュニケーションをとろうとしているのがわかる。欧米の親子の会話はその背景に論理の重要さがあり、社会自体が論理の重要性を痛いほど認めているので、親の子供への態度もおのずから決まってくる。一方日本ではほとんどそうした会話がない。
三森氏はドイツのやりかたをモデルにして、いかにそれを日本人の親子の会話に生かせるかを実証的に研究して本書に実らせたものだ。すみずみまで細かい配慮がなされ、本書の指示に従って親子でコミュニケーションを積めば、自然に子供に論理力がつき、同時に親の論理力も養われることだろう。方法論ややりかたはそれほど難しくはなく、たとえ十分に指示に従えなくても、親子が会話を豊富に交わすことで、一定の効果は現れてくると思う。たぶんそれは子供の一生に通じるコミュニケーション力の基礎となるに違いない。推薦します。
作文の苦手なお子さんにも。
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これは画期的。なかなか良い本だ。
論理的にものを考えるトレーニングは、早くからはじめる方が良いと思う。
いろいろ出ている、子供のためのプリント類の中では秀逸だ。
作文が苦手なお子さんにも、ぜひ!!