対象者が限られすぎー。
★★★☆☆
この本の対象者は恐らく年収が数千万円以上の方と思う。紹介されている金融商品もほとんど数百万からしかはじめれないものばかりである。虎の子の数百万円を海外の金融機関に投資できる人は凄く限られているだろう。まあ、こんな人たちもいるんだという、『へぇ〜』感だけが残った。
自分の資産を形成し守るのは自己責任
★★★★★
この著者の著作をいくつか読んでいますが、そこに書かれているものは一貫して「自己責任」です。税金をはじめ我々にとって統制不可の外部環境の下で、それに対応するため自分のリテラシーを磨き、時に備える。−−資産を形成する、守るといったことだけでなく、先が見えない混とんとした社会での「我々の生き方」への提言でもあると思います。第2部以降は資産運用の選択肢、テクニックになるので理解しにくいところもあると思いますが第1部には「自己責任」につて書かれており政府の施策に一喜一憂している我々には勇気づけられるものがあります。
本当のユダヤ人の考え方がわかる。
★★★★☆
日本で出版されているユダヤ人の本というのは著者も書いているように、そのほとんどが日本人によって書かれたものである。この本の著者は日本に8年間住んでいた経験を持つ、日本語堪能なユダヤ人金融コンサルタントです。ご存じのとおり、ユダヤ人は金持ちであったりノーベル賞受賞者が多いことでも有名である。なぜ彼らがそれほどまでにすごいのか、長い間の苦難の歴史を乗り切ってきた知恵とノウハウがそれを教えてくれます。そして、お金を増やす哲学も満載です。「資産を保護するという事は、想定できるあらゆるリスクをヘッジするという事である。」「お金持ちになる秘訣は、資産を維持していこうという信念である。」という言葉、なかなか説得力があります。世界情勢に注目し、行動を起こした者のみが成功するという事を教えてくれる本です。
本物のユダヤ人だからこそ
★★★★★
よくよく考えれば日本人の10分の1以下の人口しかいないユダヤ人が、
なぜここまで世界中に力を発揮しているのか。
特に金融界における影響力は絶大であることは周知の通りですが、
この本を読んだことで、その理由がわかる気がしました。
本物のユダヤ人が書いてあるだけあって、小手先なことだけでなく、
ユダヤ民族の根底にある精神性が散りばめられていています。
オフショア投信、ラップ保険、デスボンド、金ETFなど登場する
商品も多彩で、グローバル視点での年金運用という考えを
身につけることができました。
ユダヤ式資産運用術を真似てみたいという人にとって
実践力のある内容になっていると思います。
日本の年金制度に全幅の信頼を寄せている人でないのなら、
一読して損はないと思います。