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友情 (ホーム社漫画文庫) (MANGA BUNGOシリーズ)

価格: ¥550
カテゴリ: 文庫
ブランド: ホーム社
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これが日本の純文学を代表する作品? ★☆☆☆☆
 短編なので一気に読めた。

 他のカスタマーの評価は非常に高いが、私はこの作品がここまで過大評価されていることに 異常な違和感を覚える。

 この作品はあのゲーテの「若きウェルテルの悩み」と設定が酷似している。作者は、このゲ ーテの作品を模倣しただけにすぎないないのではないか?。

 私がこの本を読んだのが26歳のときだったからかもしれない。主人公の思い込みがあまり にも強すぎる。

 これが日本を代表する純文学の作品とはとても思えない。
むむ…… ★★★★☆
 友情、とありますが、決して慈善的な内容な訳ではなく、様々な友情のあり方を述べている様に感じます。
 主人公が恋いこがれる女性とそれを取り巻く数多い友人達との関係。行き過ぎてしまったり、焦って距離を離してしまったり。そんな主人公の様子は微笑ましいです。
 しかし、最終的に主人公の思いを寄せる女性は、主人公とその女性との仲を取り持とうとした親友に恋してしまい、女性は親友のもとへと海外へ旅立ってしまいます。親友からの手紙で、親友の葛藤と事実を知った主人公は親友との仕事の上での対決する覚悟を決め、親友に手紙を送ります。その内容は力強く、決意に溢れていますが、こらえられず、自らの手帳に愚痴を書いてしまう、人間の裏表をよく表せていると思います。随所に見られる細やかな心情の描写は、さすがに長く読まれた名作だと感心させられてしまいます。
 しかし、この作品は理想的すぎる状況というところがあちらこちらに見られ、なんだか甘すぎるチョコレートでも食べさせられているような感があることは否めません。全体的に白樺派はこういった傾向が強いので、純文学が好きな方でも、評価は二分するのではないかと思います。プロットのうまさ、と言うのはあまり感じられないかと。
『粋』な人間の『粋』な表現と『粋』な人生が味わえる。 ★★★★★
「友情」「恋愛」なんて・・と,いまどき・・なんて勝手な先入観を持ちつつ,実はまともに純文学を読んでいない自分自身の方が随分恥ずかしいと思い,手に取りました。

この本の題名である「友情」はこの本の中の重要なキーワードであり,そこに「恋愛」という軸が絡みあう,と感じるのも一つの読み方だと思います。

でも,中盤で出てくる,「神」に対する議論が実は重要な柱となっているのではないか,私はこのシーンが強く印象に残っています。
野島が哲学的に一生懸命解説するシーン,その熱弁ぶりはとても誠実で,個性的で,それが最後の「これが神から与えられた杯ならばともかく自分はそれをのみほさなければならない」と大宮への手紙につづり,「自分は淋しさをやっとたえて来た。今後なお耐えなければならないのか,全く一人で。神よ助け給え」と自身の日記につづってるのです。

現代人であれば,『運だから仕方ない』といったような,当たり障りのない,かつ,便利な言葉でさらっと流すところかもしれない。
それを『神から与えられた杯をのみほす』という風に表現するところなど,なんとも,粋な人間,粋な表現だ,生きているとはこういうことを言うのではないか,粋な人生とはこういうことか,などと私は思っています。
本書を読んだのは三度目です ★★★★★
滅多に同じ本を繰り返し読むことのない私が、本書に限っては何度も熟読しないではいられません。その理由は、悲劇的な結果に終わりながらも杉子を恋する感情を抑えきれず、終始情熱的な感情を発露する野島への共感。そして本書に所々散見される、筆者の恋愛観の深さ。この二点に集約されると思います。この小説は長年、若年層の広い支持を得てきたと解説にはありますが、それにも非常に納得です。本書は、恋と友情という、青年にとっての永遠のテーマについて、類を見ないほどの深い考察をめぐらした名著だと私は思います。
いわずと知れた ★★★★☆
 とても有名な作品です。よくある話ですが、それでも読ませてしまう
のが筆力というものでしょうか。結果的にもっとも尊敬する友人に裏切
られる(というのも違う気がするが)主人公だが、最後に前向きな気持
ちを見せているところがよいです。