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福沢諭吉 (岩波新書 青版 590)

価格: ¥777
カテゴリ: 新書
ブランド: 岩波書店
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福沢諭吉と日本の独立 ★★★☆☆
初めの総説を読めば福沢の一生の大体が分かる親切な設計になっている。今日読んでも「愚民の上に辛き政府あり」など、今に通じる警句にあふれている。また福沢は廃藩置県と日清戦争をもって日本の封建社会と外圧からの開放としており、日本独立史を福沢を中心に見ることも出来る。
福澤諭吉の孫の世代・小泉信三氏による福澤スケッチ ★★★★★
 父親を早くに亡くしかつ本人は長命であったという共通項を持つ福澤諭吉と小泉信三氏。
 慶應義塾を媒介とすれば、福澤諭吉の正当な守り手になるべき小泉信三による福澤諭吉紹介の新書です。
 小泉信三の父・信吉は初期の福澤門下で且つ後の慶應義塾長。信三氏は幼少時、父を亡くした後に諭吉邸に住まいしたこともある。その信三氏の筆になる『福澤諭吉』であるが、私的な思い出等については抑制的であり、慶應義塾周辺の先行研究を踏まえた諭吉論である。
 親子二代にわたり福澤の身近にあった者として、書くべきものを書いたとのとの印象である。
ハイレベルな福沢論 ★★★★★
非常にハイレベルな福沢論です。
まず総説があり
一章 福沢の外遊
二章 明治維新政変と福沢
三章 『学問のすすめ』など作品論
四章 福沢の歴史観
五章 国権論、民権論
六章 明治十四年の政変
七章 日清戦争
八章 父の肖像
となっています。
福沢の伝記から政治思想、歴史思想まで広範囲を扱うとともに、その思想を
西洋の思想家たちとも対比しています。それらの西洋思想家についてある程度
造詣がないと少々難しいかもしれませんが作品の質は高いです。
更に福沢が影響を受けた海外の思想家たちについても記述があります(バックルなど)。
勝海舟と福沢のちょっとした緊張関係などにも分析があり、名著といえましょう。
日本に於いて世界に通ずる独創的思想家四人(道元、荻生徂徠、福沢諭吉、西田幾多郎)
の内の一人の魅力を十分感ずることができるでしょう。