加害者に対する思い込みを振り払える
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私はdv被害者です。加害者はいったい、どんな精神構造を持ち、どんな感じ方をして、どんな生育暦で、妻や恋人や子供に平気で暴力を振るえる人になるのだろうかと、疑問でした。
普通の人ならば、家族に暴力は振るいません。でも、事実加害者は、平気で正当性を主張しながら、暴力を振るうのです。
被害者は、その加害者の行動を理解できずにいて、加害者は「人格障害」「発達障害」「酒乱」なのだろうかと、いろいろな理由を考えます。しかし、この本を読むとすべては、「うそ」に覆われた加害者の隠れ蓑に過ぎない事実が、明らかになります。
被害者、dv被害者を援助する人、dv被害者を批判する人、すべてに読んでほしいです。そして、加害者はこの本を読み、自分たちの心の奥にある醜い自己欺瞞に、気が付いてほしいのもだと思います。