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グラミン銀行を知っていますか―貧困女性の開発と自立支援

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東洋経済新報社
Amazon.co.jpで確認
グラミン銀行の現場とは・・ ★★★★☆
有名なグラミン銀行のシステムや参加者の様子を知るにはさらっと読める本。
融資を受けた人々が最貧困状態から脱却して行くこと、或いはグラミン銀行のシステムに参加すること自体を通じて、彼らが社会的な役割や自身が生きている意味のようなものを意識していく、という点を特に指摘している。

つまり、融資対象者に経済的な生活改善のみではない意味を与えるものとして、グラミン銀行を捉えている。この点は言われてみればそうなのだが、漠然とした認識でしかなかったので、インタビューからそれを導き出していく過程が面白かった。
そのため逆に、各事例、しかも成功事例のみの羅列と言えなくも無い。

融資が100%近い回収率を達成しているということの背景を知りたいと思っていたので、若干不満。
とりあえずは失敗事例を取り上げてくれていると、より面白かったように思う。
(4,5人グループによる連帯責任制を取っているということは、個々人対象では回収不能となる可能性が高いと銀行側が考えているのだろうし、そうであるなら、グループにするだけで100%近くなるというのはなんだか妙な気がする。まぁ自分の勉強不足かな。。)
日本の零細企業を救ってほしい ★★★★☆
リーマンショック以降、国内の零細企業は瀕死の状態にあります。大型店舗や百貨店により寡占化が著しく広がり、住宅街にほど近い商店や駅前の商店街はそろってシャッター街に変貌しています。バングラデシュのグラミン銀行の原理を日本国内の零細企業向けに立ちあげてほしいと思います。過去に商工ローン等の悪徳金融が蔓延り、商店店主は自殺や夜逃げに追い込まれました。低金利・無担保の少額ローンをグループ担保で保証。志を同じくするグループで、お互いを励まし、助け合い生き延びる、そんな心温まる、街にしたいものです。未来をあきらめないで。実行に移していきたいものです。
現時点では最新のグラミン銀行本 ★★★★★
この本の最大の特徴
現時点では最新のグラミン銀行本であること。『「南」からの国際協力:バングラデシュ グラミン銀行の挑戦』(渡辺龍也 岩波ブックレット)はコンパクトにまとまっていい本だが(この本の内容がコンパクトなわりには1800円+税でちょっと高い)、その知識に加えて、さらなるグラミン銀行の進化が書かれていて、よい。
その他の特徴
1.グラミン銀行のみならず、バングラデシュの現実の生活や、マイクロクレジットのことについてもわかる。
2.グラミン銀行があるからといってすべてがうまくいっているわけではない(相対的にうまくいっているにすぎない)こともきちんと書かれているところ(全体的にはグラミン銀行、ならびにバングラデシュに好意的に書かれているが)。
結論―最大の特徴、その他の特徴、ともに、発展途上国の現状、貧困救済のための金融のあり方、われわれの生き方を考える上で有益な本なので、星5つ。
ノーベル平和賞受賞の理由が分かります! ★★★★★

最近よく聞く「グラミン銀行」。バングラデシュにて貧困層に対し無担保かつ女性に限定
した融資を行い、なぜ回収が出来るのかが謎でしたが本書を読み、よく理解できました。

実在する人物が登場し、著者が直接ヒアリングした内容が掲載されているため非常に
分かりやすくリアル。バングラデシュは想像以上に女性の地位が低いのですが
グラミン銀行の少額融資をはじめとした事業が女性の所得向上だけでなく、
女性の生活における質的向上(人として自信がついた、友達が増えた、
知識が増えた・教育に関心が増した等)の実感に大きく寄与しており、
あらためてグラミン銀行の存在の大きさを認識しました。
マイクロクレジットの可能性 ★★★★☆
 マイクロクレジット(ファイナンス)が、貧困を乗り越える有効な手段であることを、説明しています。

 現在の日本は、バングラディシュ程の貧困を抱える人々はいませんが、日本においても大きな可能性を考えさせる書物だと思います。

 なぜなら、銀行や信用金庫、消費者金融が非常に多く存在する日本でも、お金に困っている人々がたくさんいるからです。

 自分のお金の預け先、借用先を、自分自身の意思に近いものにするには、営利を目的としないマイクロクレジット(ファイナンス)をつくり、運営することも、一つの方法だと感じさせてくれる一冊です。