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やまねこの島 (黒ねこサンゴロウ 3)

価格: ¥1,050
カテゴリ: 単行本
ブランド: 偕成社
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うみねこ族とやまねこ族 ★★★★★
かつてうみねこ族と争ったやまねこ族。両者の間には未だに確執が残っている。
その宿敵とも呼べるやまねこ族を、サンゴロウとナギヒコが命をかけて救う物語です。
とあることで関わりを持つようになったやまねこ族の住む小さな島。その島から上がったのろしを見て、サンゴロウは住民たちを熱病から助けるのです。
名も無き小さなやまねこの島の、たった一人の医者、クルミ。聡明な女性なり。
やまねこ族ではあるけれど、島の子供たちはサンゴロウ達になつき、クルミもナギヒコから色んなことを学ぼうとする。やっぱり戦争ってこういうものなんだなぁって思った。切ないものでございまする。
一緒に島に来ないか、と誘うナギヒコの純粋さが痛いですよ。
ナギヒコ大活躍ですな★ ちゃんと医者だったんだなぁって(をぃ)。私サンゴロウが勿論一番だけど、ナギヒコも大好きなんでこのお話大好きです。
そして、うみねこ族なら必ず予防注射をしているはずの熱病にかかってしまい、瀕死の状態になるサンゴロウ...サンゴロウはうみねこ島の生まれではない? サンゴロウの出生の秘密がかいま見えてみたり。
そしてサンゴロウが熱でダウンして船を動かせなくなった時、助けてくれるのがあのミリです。
ミリがサンゴロウから「声の波」を受け取って、それをナギヒコに伝え、ナギヒコが船を動かす。すごく複雑(笑)。
色々大変なことがおこるけど、私の中では割とおだやかな一冊です。やまねこ族初登場、そしてこの二つの種族のこれからは、みたいな感じで。