そしてカイはサンゴロウが灯台を去るときサンゴロウにひとつ頼みをする。
その約束のものを持ってサンゴロウが、再び霧に包まれた灯台を訪れたとき・・・・・
カイがペンキを塗っていた灯台はまるで・・・
そして、「カイ」と「助けられなかった一人」。すべての物事のつじつまが合い、そこにあったのは哀しすぎる事実。
美しい文章と特徴的な絵が織り成す「サンゴロウシリーズ」の中でも際立って心に響き、涙を禁じえない物語です。
何度も、何度も読み返してしまうほどに。