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五月三十五日 ケストナー少年文学全集(5)

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 岩波書店
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スケートをはいた馬 ★★★★☆
ある程度の年代の人間には、表題の翻訳名でご存知の方のほうが多いのではないだろうか。

内容は他のレビューアーさんが解説しているとおりだが、実はこの作品、何度も訳し直されている。図書館で調べ直したところ、この作品、少なくとも四種類の翻訳があった。そのうち三種類について実際に読むことが出来たが、この翻訳は原文に忠実だろうと訳者が威張っているようで、理解しやすさ、読みやすさの点ではかなり悪い翻訳だ。

内容は子供が読んでもこっけいで印象に残り、大人もストーリーの裏に隠された作者の意図についていろいろ考えたりして、楽しめる作品。
親子のコミュニケーションを深める良い機会 ★★★★★

 コンラートは算数の成績が非常に良かったため、担任の先生から罰を受けてしまいます。この担任の先生は「成績の良い子は想像力が欠けている」という変わった考えの持ち主で、そのため、算数の成績の良かった生徒全員に、「南洋」についての作文を書くという罰を与えました。コンラートの叔父リンゲルフートは相談を受けて、「二人で、先生に見事な作文を提出してやろう」と提案します。人間の言葉を話す馬に出会った二人は、いっしょに南洋を目指して旅に出ます。途中で、「なまけものの国」「過去の国」「さかさの国」などで、驚くような体験を重ねていくというストーリーです。


「○○の国」というのは、イギリスの作家ジョナサン=スイフトが書いた「ガリバー旅行記」と同じような発想ですね。こうした話は、本当に読み手を夢中にさせる要素を持っているようです。

優れた児童文学は、子供だけでなく、大人が読んでも面白いものです。
近くの図書館や書店で、親子でいっしょに読める本を探してみることは、お子様に対する読書の動機付けになるだけでなく、親子のコミュニケーションを深める良い機会になるのではないでしょうか?
素敵 ★★★★★
この作品は出版当時あまり評判にならなかったそうですが、個人的には他の著名作より素晴らしい作品だと思います。ケストナーの魅力はたくさんありますが、何より、「子供の視点に立てる数少ない大人」であったことが大きいのではないでしょうか。そんな彼の魅力がこの作品には詰まっていると思うのです。高橋健二さんの翻訳も素晴らしい。ぜひ御一読を。
コンラート少年とともに旅をする ★★★★★
コンラート少年が、おじのリンゲルフートと麦わら帽子をかぶった黒馬とともに南洋を目指して旅するお話です。途中、なまけものの国、偉大な過去の城、さかさの国など、数多くの個性的な国々を通ります。それらの国は、ケストナーの想像の国ではあるけれど・・・ケストナーは、近い将来、世の中がどうなるかを、知っていたんじゃないかしら、と思えてきます。ケストナーの想像力に脱帽。