母親捜し、そして妹発見!
★★★★☆
優しい子どもたちに守られて暮らしている4匹の「空飛び猫」ですが、お母さんに会いたくなります。
ハリエットとジェームスの2匹が、母の住む街に出かけます。
しかし、懐かしいその街は再開発で、昔住んでいたゴミ箱がありません。
そこで出会うのが、彼らと同じ「空飛び猫」の小さな黒猫です。彼らの妹であるこの黒猫を連れて母親捜しに。
「空飛び猫」の続編であるこの本も、ル=グィンの魅惑的なファンタジー・ワールドが輝いています。
表情豊かな猫たちの挿絵も素晴らしい絵本になっています。
村上春樹の訳注もなかなか楽しませてくれます。
新しい妹
★★★★☆
原書では読んでいたのですが、翻訳版は初めてです。
村上氏の翻訳にも不足はないと思います。
平和な森で暮らし始めた飛び猫たちは、その後の
お母さんのことが気になってハリエットとジェームスが
お母さんの住む都会へと飛び立って行きます。
なんだかハラハラします。都会で危険な目に遭わないかと
ドキドキ。
子供向けの作品ですが、大人でも充分楽しめますね。
猫好きにはたまらない一冊です。
ちょっとハラハラも
★★★★☆
今回は、ちょっとハラハラする場面もあり、ページをめくるスピードが上がった。翼を持つことは、世界が広がると同時に危険に遭遇する機会も増える。それは人にも言えること。是非続きも読みたい。
☆5作品
★★★☆☆
この猫たちが翼を持った意味、それが1巻に続きこの中でも同じくテーマとなっているのではないかと感じました。
「空飛び猫」をはじめに読んでしまったら、少しこの巻は飽きもくるのではないかという感を受けます。
しかし上記の作品同様、ストーリー、挿絵、村上春樹氏の翻訳表現、どれをとっても素敵なものだと思います。
2巻目としては、私は☆3つの評価ですが。
ちっちゃな空飛び猫の救出作戦!
★★★★☆
1巻で終わるのかと思いきや,まだまだ続く空飛び猫シリーズ。今回は弟と妹の2匹の猫が故郷の街へお母さんを捜しにゆきます。けれども,そこで出会ったのは小さな黒い空飛び猫。ジェームズとハリエットはおびえて飢えた小さな子を救出します。母猫と再会し,そこでちょっとした謎が明かされます。お母さん猫はもう余生をのんびり過ごしたいらしく,都会に残り,子どもたちは自立して農場で暮らす未知を選びます。挿し絵の子猫らしいしぐさがかわいらしいです。