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空を駆けるジェーン (講談社文庫)

価格: ¥660
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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未知へのチャレンジの困難とその意義を寓意で表した上質の絵本 ★★★★☆
翼を持った黒いメス猫・ジェーンが兄姉達との安全で幸福なでも退屈な田舎の暮らしを捨てて都会へ旅立つ成長物語。66ページ中27個のイラストが中々印象的であり、翼を持った黒猫という今まで想い描いたことがなかった発想になぜか妙に惹かれました。

この絵本の寓意は、未知の世界へ興味を持ちチャレンジすることの大切さ、その困難さ、それを乗り越えることの大きな意義(達成感・充実感・幸福感)を表していると感じましたが、読者それぞれで色んな感じ方、楽しみ方ができる上質な村上さん翻訳の絵本だと思います。私は寓意とは別にふと昔縁あった黒ネコのこと懐かしく振り返りました。
自立するジェーン ★★★★★
ル=グウィンは、これが言いたいために前巻でジェーンを登場させたのではと思えるほど、この卷ではジェーンが活躍します。

他の4匹と違って、農場ののんびりした生活に満足出来なくなったジェーンが、刺激を求めて街に出ます。
そこで飛び込んだ部屋の主人は、親切そうでした。
実際、餌をくれ優しく撫でてくれました。
でも、彼はマスコミに彼女を売り込みます。
彼女は、何とかそこを逃げ出して、お母さんの元に行き、優しいおばあさんの元で都会暮らしを楽しみます。

ル=グウィンは、こうした一般と変わっているのものの悲劇、苦しみをそれとなく語っているのかも知れません。それと同時にマスコミ関係の馬鹿さ加減も。
もっと続いて欲しい ★★★★★
シリーズ第4弾です。
といっても、初めてこの話を読む人にもわかる内容になっています。
でも、できれば1話から順に読むと、より内容が理解できるし、感動も大きいのではないかと思います。

ほんの少しだけ内容に触れると・・ジェーンは現代っ子の女の子、自分の生き方を見つけるために日常生活から抜け出そうと考えます。

危険もあるし、嫌な現実もあるけれど、全体として穏やかな柔らかい印象をもつのは、村上春樹の訳による効果もあるのでしょうか。
4作の中で、私はこの本が一番好きです。
次のお話も是非作って欲しいと思っています。

おてんば娘 ★★★★★
牧場でじっとしていられないJaneの気持ちがよく伝わって来ます。
ひとりで街に帰ってみてちょっと失敗もしたけど
最後はめでたしめでたし
おてんば娘のJane ★★★★★
農場の平和過ぎる生活に飽き飽きしてしまったJaneが一人街へやって来ます。
優しい人に巡り会ったと思ったのもつかの間、自由を奪われた事に気がついたJane。
猫たちの姿がノビノビと描かれていてとってもステキです。
ハラハラどきどきはさせられるけど、決して可哀想な事にはならないのがこのシリーズの良い所ですね。
猫好きが作っているってよくわかります。
安心して読んでいられますよ。
イラストも、猫を飼っている人なら、そうそうこう言う顔するよねって納得でしょう。