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なぜ「大学は出ておきなさい」と言われるのか―キャリアにつながる学び方 (ちくまプリマー新書)

価格: ¥798
カテゴリ: 新書
ブランド: 筑摩書房
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表と裏 ★★★★☆
この本は、大学の教育(+それに至るまでの教育)がどのように「働くこと」に繋がるのか(どうすれば繋げられるのか)を解説した本である。 基本的に間違ったことは書いてないので、高校生やその親にお薦めする。 他のレビュアーの方が、「労働者の所得における数学受験者の相対的優位を主張する一方で、自身が勤務する大学の入試は数学が必修ではない」と批判しているが、この批判は的外れだ。 著者は89ページで、「アンチ受験としか言いようのない教育が、気付かぬうちにまなぶことそのものの幹を太らせていた」と著者自身の学習体験を振り返っている。つまり、著者は受験勉強に対しては基本的に肯定的ではない。 また、上の様な批判を覚悟してまでなぜ数学の学習を説くのかということは少し考えればわかるはずだ。
高校教師に読んでもらいたい★ ★★★☆☆
教員をしています。

「大学に行くのが当たり前と思っているけどその目的が分からない」という生徒や、そうしたこどもを持つ親や教師に読んで欲しい本だなと思いました。

大学の先生が書いているけど、高校の現場をよくつかんでいるなと思いました。たとえば「関連のなさそうな学部を全部受ける」とか「不要な科目はさくさく捨てる」とか、ああうちの学校も・・・と思うところも。(この部分は特に教員に読ませたいかも!)
そうした行動を、著者は「近視的」と一刀両断します。

以前読んだ本で「セレンディピティ」というコトバを知りました。偶然見つける幸せ、といった意味だったと思います。学ぶことが多ければ多いほど、そうしたセレンディピティはたくさん見つかるんじゃないかな、と思いました。

大学の名前「シグナル」だけを見て、入ったら遊んでばっかりじゃ勿体無いよという作者の心が伝わってきました。
「アップ!アップ!」 −学者の想い- ★★★★★
働くこと、学ぶことの意味を高校生、中学生に伝えようとする一冊。
「キャリアにつながる学び方」とあるが、
著者はいわゆる「キャリアデザイン」を目的に本書を執筆されたのではないと思います。

働くこと、学ぶことを分かりやすい言葉を用いて説明しています。
教育投資(大学へ行く意味)など、
労働経済学を解説しています。

自分の学問の意味を問い、
子ども(=社会)への発信を行うことが意欲的。
本書は立派な試みだと思います。
「学問を社会に役立てる」という想いが詰まっています。
心意気よし、です。
親が子供を説得するためのアンチョコ ★★★★☆
高校生よりも、大学になぜいかないといけないのかに答えられない親、大学にいかせたもののそれでよかったのかと悩む親が読めば、大学にいく理由の後ろ支えになる。
話口調で平易な言葉で書かれていて、高校生に読んでもらいたいということなのだろうが、もともと「働く」という固いテーマなので限界があるかもしれない。
それよりも親や先生が自分の言葉に直して、子に伝えるというのがいいかもしれない。
関西弁が嫌いな人(馴染みのない人)には読みづらいかもしれないが、関西弁好きな人には、そのニュアンスがよりよく伝わるだろう。
「なぜ」というタイトルに答える内容はどこにもない ★☆☆☆☆
途中で文系進学者にも数学は必要、ということを年収などの「実証」データとともに得意げに示しているが、それであれば、ご自身の勤務しておられる同志社大学の入試を数学必修にすればいいだけのこと。それを飛び越えて、受験生に数学を切り捨てるなというのはおかしい。それもこれも含めて、この本には「なぜ大学は出ておきなさいと言われるのか」の理由はどこにも書かれていない。頻繁に登場する関西弁も鼻につく。