痛快ＲＰＧ小説の第４弾です。今回はシリアス調のストーリーです。ある敵側の登場人物の背景が明らかになったり、主人公パーティの人間関係に変化が見られたりと見所はたくさんです。特に、ショウの成長は目覚ましいものがあります。これまでコツコツと努力してきた事がついに実を結んだという感じです。
　最大の目玉は魔神グモンとの大決戦。これまでにない規模の戦闘が展開されます。勇者ユーゴが軍勢を率いて、獅子奮迅の大活躍をしますよ。

他の方もおっしゃってますがメガネことショウが活躍します。
２，３巻まで特にフラグもなかったエルフともくっ付きますし。
ただユーゴ好き、１２３巻のハーレム展開好きな人にとっては今回はちょっと萎えてしまうかもしれません。
個人としてはショウはムードメーカ的な若干ウザキャラで恋愛と無縁の面白キャラでいてほしかったです。
なぜかエルフがユーゴではなくショウと唐突にくっ付くのもちょっと納得できませんでしたが、
今までショウが活躍してないのがいやだった方には今回はお勧めです。

魔神の復活をうけて、ドワーフの王国からエルフの国ユグドラシスに急行したユーゴたち
そこに立ちふさがるのは、教団と手を組んだダークエルフの軍団だった。
ユーゴの活躍でそれを突破したが、しかし復活した魔神は、第二の封印によって辛うじて抑えられている状況だった
この状況は長続きしない。
しかしユーゴたちとて魔神中でも上位の力をもった魔神グモンには到底太刀打ちできなかった。
そこでユーゴたちがとった行動は・・・。

こんな感じで物語は進みます。
これまで通り。ユーゴとその周りの美少女たちの恋のつばぜり合いが、物語に花を添えてくれます。
そして今回は、やっとショウに春がやってきた。エルフの美少女エルと良い感じになってきました。
ショウとて、最強のウォーロックですが、どうにも見せ場がなかったものの
今回は恋と戦いの双方に見せ場を作っていましたね。

今回はユーゴの影が薄くシュウが主役といった感じですね。

何か今巻はあからさまにショウをよく見せようというのが見え見えで何だかなぁといった感じ。

しかも、何かエルとくっ付きそうな感じですし、主人公至上主義な自分には残念な巻でした…。

逆にこれまでの主人公無双が気に入らなかった人にとってはいい巻なのかもしれません。

今まで虐げられ続けてきたショウにもやっと光が…

難無くスラスラ〜っと読み終わりました。

早く4月にならないかな〜

最後のあの娘のデレ具合がとても可愛くて印象に残ってます。