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ナコイカッツィ [DVD]

価格: ¥4,935
カテゴリ: DVD
ブランド: ショウゲート
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ホピ族の予言を無言で訴えられているよう ★★★☆☆
現代文明と文化をモンタージュ風に見せる作品。

セリフなし、という思い切ったスタイルをとったかわりに、音楽には、ヨーヨー・マを起用するなど、重い映像に反して音楽は流麗なスタイルをうまくミックスしている。

タイトルのNAQOYQATSIとは、ホピ語で、「日常化した戦争」「殺し合いの生活」「洗練された暴力」という意味があるということ。ホピ族は、アメリカ・インディアンの部族のひとつで、マヤ族の末裔とされ、さまざまな予言を世界に向けて発信することで知られている。

この作品は、ホピ族の無言の訴えを伝えようとしているように見える。

とはいうものの、作品は直接的に暴力一辺倒の映像を見せるわけではなく、人類の近代文明をできるだけ普遍的に見せようとしてる。使っている技術は、ハレーション、アニメーション、比較的基本的なCGで、2002年に作られた作品にしては、技術はとても幼く思える。
これは動く絵画です ★★★★★
ストーリーや込められたメッセージなどを映画に見出すのもよいが、
この映画にはそれとは違った味わい方がある。

「動く絵画を鑑賞する」と言うのが適切だと思う。
この映画は、映画という形をとってはいるものの、本質的には絵画だ。
ナコイカッツィはまさに動く絵画だ、その魅力を存分に味わって欲しい。
まず、コヤニスカッツィを観てから… ★★★☆☆
コヤニスカッツィを観てインパクトを受けた人は、期待して後の二作をみたことだろう…。自分もその一人なのだが…、期待はずれとは言わないけど、マンネリ感は否めない。良く出来た一作目を観たあとだと、単体としても又は、三部作全体の構成から見ても、メリハリ、発展性などで前作を上回るインパクトを望んでしまう。CGを多様するなど、映像処理には一作目より金が掛かっているのは良く分かるけど…。そんな事じゃないんだよね。仮にコヤニスカッツィを最新の映像処理で焼きなおしたらどうなるのか?フリーレジオは第一作で掲げたテーマを、心ならずも反面教師的に此処で証明する事になってしまったようだ。…………ところで、この三部作、照明を落とした部屋でオンザロックでもなめながらボケっとしながら観るのもキモチいい。神様の視点を手に入れたような気分になれるよ。(但し、シニカルでニヒリスティックな神だけど!)
カッツィ三部作の最後にしては弱いメッセージ性 ★★☆☆☆
ゴッドフリー・レジオのインタビュー映像で、
現在文明への批判をこの作品に込めたと言っているが、それが感じられない。
前2作が鮮明に各テーマを描いていたのに対して、
この作品はテーマに対して描かれている映像が
曖昧すぎて、モンタージュ映像の連続ということで終わってしまっている。
また映像効果もネガ反転の多様、映像の古さなど、
テーマの「デジタル」ということを感じさせない。逆に視覚的に見づらい。
商業的な面を意識しているためか、「命」「戦争」「暴力」といったことに対しての
映像も処理も前2作を超えるものは無かった。久々のレジオの作品ということで
期待も大きかっただけに残念な気がする。
音楽は、グラス&ヨーヨーマで逆に音楽の印象が残ってしまった。
次回作「SAVAGE EDEN/HOLY SMOKE 」に期待する。
暴力を感じさせないスタイリッシュな映像 ★★★★☆
 フィリップ・グラス、ヨーヨー・マの音楽と、最先端を行くデジタル映像並びに編集と画像処理のコラボレーションで、混沌とした現代社会を浮き彫りにする。実験的な試みも多々取り入れられており、数多くの映像作家に影響を与えたというのもうなずける。
 ただ、全体的にスタイリッシュになりすぎてこの映画のテーマである「テクノロジーと暴力」から「暴力」部分のメッセージがあまり伝わってこなかった気がする。レジオ監督の前2作「コヤニスカッツィ」と「ポワカッツィ」は素材にあまり手を加えずドキュメンタリー風に仕上げてあるとのことなので、その違いを確かめてみたい。