結構、好評価多いですねぇ
★★★☆☆
1〜3巻を読みました。自動車・バイクの漫画って、マニア的拘りやウンチクで門外漢には敷居が高いうえに、ストーリーはバトル・チューニング・レース絡みで単調、、というのがお約束であり、限界でもある。そんな印象ではないでしょうか。
それがこの漫画では、普通の若い女性が不意にポルシェカレラRSオーナーになった日常を軸に描こうとしています。
この視点の選択は新鮮であり、それがこの好評価につながっているのでしょう。ただやはり、クルマ8割日常2割という感じで、レーサーの従妹(女子高生で公道バトルでは学校の制服着用という設定が少々あざとい)や、何故かスーパーカー・高性能車オーナーばかりの人間関係など、ポルシェありきでストーリーが展開し、クルマ漫画臭はここかしこに感じられます。好評価の理由も、やはりクルマ好きの方々の評価が多いからのように思われます。
クルマ漫画だからやっぱこういう展開必要でしょ、ポルシェ独特のブレーキフィールこうでしょ、という編集者の意図があるのでしょうねえ。
でも、どんなにクルマ好きでもクルマは日常の中では一部分だし、ここは思い切って日常8割クルマ2割の配分でクルマ漫画のお約束は意図的に排除して、さりげなくポルシェのある暮らしを描いたほうが、一般漫画としておもしろくなりそうですけどね。
パンク修理やバッテリー交換程度の簡単な作業なのに近所のカーショップで断られて遠い専門店頼みだったり、葬儀にでかけるのに派手なクルマ故に躊躇したり、この手のクルマのオーナーさんと話しをすると、サーキット走行でのウンチク聞かされるのは退屈だけど、普段の悪戦苦闘はぐっとおもしろいですよ。
また、老母ながらもクルマへの造詣は深い(ウンチク漫画では必須ポストの意外な老師役)、派手な外観とは逆に純朴ナイスガイのミュージシャン(少女漫画ではお約束)など、コアな漫画好きからはベタに思える設定が多いのも単調に見えがちで少々残念。
新キャラクター登場
★★★★★
う〜ん、1巻・2巻をしのぐ楽しさ
新キャラクターも登場し、恋の行方も気になります(笑)
何時かは、ルビーストーンのRSと思っていましたが、スピードスターにも興味が沸いて来ました。
ポルシェって、沢山種類があるんですね!?
麻宮先生、はやく4巻御願いします。
良い!!
★★★★★
この本を読むと、自分の車がますます好きになります。
ポルシェじゃなくてもです。
車をあまり好きじゃない人でも、一読の価値ありだと思います。
車に対する価値観が変わりますよ!!
やっぱり、おもしろい!カノカレ!!
★★★★★
麻宮騎亜 作、彼女のカレラ第3巻。今回は主人公「麗菜」のカーライフとサーキット初走行、そしてやっと恋バナもあり。(^^)
これを見てると本当に作者の車に対する愛情がひしひしと伝わってきます。車、即バトルといった最近の車マンガの風潮に嫌気がしてきた人も、バトルも好き!と言う人にこそぜひ読んでもらいたい作品です。スーパーカーももちろん出るんですが、それ以外の車もチョコチョコでたりしてます。
麻宮作品ではおなじみの、各所に隠されたお遊びも楽しい。車のオーナーも、そうでない人にもお勧め!あー、ポルシェほしい!!
もしも私がポルシェオーナーなら〜
★★★★☆
期せずしてポルシェ、しかもバリバリ仕様のドピンクRSのオーナーになってしまったレナちゃんの等身大ポルシェ体験漫画、今度はラブあり〜です。
麻宮さんとゆーと、SFってカンジでしたが今作ではとても珍しいリアルライフ。
70年代のスーパーカーブームが去った後も人気を保ち、それがゆえに「珍しくもなく代替わりしてもほぼ同じカエルデザイン」なため、現在はそれほどの人気車種でもないポルシェにきっと歯噛みをしてたんじゃないでしょうか。
かといって、エンスー振りかざすと「オヤジ世代のうんちく」と煙たがられちゃう。
だからこそこの作品では読者と同じ世代で、しかも読者(プレイボーイ連載)がみてる男性誌に関わっている女性〜編集者、漫画家、グラビアアイドル化してる女性ドライバーが出てきて、ポルポル(この呼び方が凄い古いけどw)やらフェラーリやらを振り回すわけですね。
レナだけ振り回されてますけどw
あなたや私というそれほどポルシェに詳しくもなく、免許はかろうじてマニュアルでとったけど車暦はオートマのみ、というような人がもし、もし、こんなバリチューンマシンを手に入れたら、というシチュエーション設定がイイ。
車の描写も無茶苦茶うまいです。
3巻ではレナがサーキットデビューしますが、このまま目覚めたりせず楽しいカーライフを送って欲しいな!!