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ミスター・シーナの精霊日記 1 (キャラコミックス)

価格: ¥980
カテゴリ: コミック
ブランド: 徳間書店
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優しさと切なさに涙する・・・心あたたまるお話です ★★★★★
「ミスター・シーナの精霊日記」は藤さんの漫画の中でも私が特に好きな作品です。

舞台はイギリスの片田舎。シーナはドジでいたずらな妖精の早合点で魔法をかけられ、男の精霊に惚れられてしまう運命に・・・!
この作品は、そんなシーナに精霊達から寄せられる優しく切なく純粋な想いを藤さん独特の絵と文章でうつくしく描いていると思います。
レイクにブラウニーのアンバー、メロウのクー・マラなど登場する精霊達も魅力的で素敵。
私のお気に入りのお話は、「君を包むリボンの色」「ドルチェ・ビータ(イルサンとメイシーのカップルは可愛くて大好きです!)」「海の国の犠牲」です。なかでも「海の国の犠牲」でのクー・マラとシーナのひいおじいさまのエピソードは心が温まりました。

私は藤さんの独特の文章まわしやセリフが大好きです。どの作品でも私の心を打つ・・・印象的な表現やシーンがあります。
・・・「海の国の犠牲」のラストでシーナがママに孫に伝えて欲しい、という内容を話すシーンには涙しました。

涙が出そうな程のやさしさと愛しさ、切なさ・・・何年たって読み返しても心ふるえる作品だと思います。
オリジナリティがあるということ ★★★★★
 藤たまきさんのファンになったのは、「私小説」というマンガを初めて読んだときに、これは、すでにマンガではなく、純文学だと衝撃をうけました。 それから、藤さんの新刊が出ると買うようになり、BLからも卒業したわたしが、いまだに、藤さんの新刊が出ると買っています。

 これは、BLの描写がほとんどないし、ストーリーも、イギリスの片田舎で生まれたシーナが赤ちゃんの時に、妖精の勘違いで、男性の精霊に好かれるようにと魔法をかけられてしまいます。少年と成長したシーナは、精霊祓(はら)いをするようになって、色んな精霊たちと知り合っていくのです。そういうストーリーなので、BLが苦手な人も、読みやすいと思います。

 藤さんの作品に共通するのは、絵もストーリーも個性的で、オリジナリティがある事だと思います。そして、現実から遊離しているようでいて、そうでない世界観と、根底に流れる繊細な優しさ。個性が強い分、好き嫌いがわかれる作家さんかもしれませんが、わたしは好きです。またコミックとは、ノベルと違って「絵」なので、見た瞬間、他の作家の影響を受けているかわかりやすいので、魅力的なキャラクター、ストーリーの構成力なども大切ですが、それと同様に、いかにその作家にオリジナリティのある「絵」が描けているかという事も、とても重要になってくると、わたしは考えています。

※新装版「ミスター・シーナの精霊日記」3巻に、以前の単行本に収録されなかったシーナの番外編(32ページ扉絵含む)「ルームメート」でした。安心しました。