インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

幸運は誰に?〈下〉 (扶桑社ミステリー)

価格: ¥890
カテゴリ: 文庫
ブランド: 扶桑社
Amazon.co.jpで確認
最高のバカ小説 ★★★★★
ある黒人女性が2800万ドルの宝くじに当選したが、実は当たりくじは2つあり、もう片方を所持した白人至上主義者のコンビが彼女からの強奪をたくらんだため、大争奪戦に。映画「ウェイクアップ!ネッド」でもあったように、宝くじをめぐる騒動という設定自体は至ってありがちだ。

ただ、そこは剛腕作家のハイアセンだけに、異様な登場人物たちが話を大脱線させていく。
金よりも亀を愛する黒人女性、彼女の取材に来た新聞記者、新聞記者の不倫相手、不倫相手の夫の裁判官、新聞記者との離婚を拒否し続ける舞台女優、すべてをNATOの陰謀と思い込む悪漢、悪漢を手玉にとる巨乳ウェイトレス、カメに取りつかれた新聞社のデスク、そしてカニ・・・。

コメディであり、ラブロマンスであり、ピカレスク小説であり、環境問題小説であり、社会批判であり、ジャーナリズム批判でもある。

要するに今回もまた、最高の馬鹿小説ということです。
全米一、悲惨な億万長者(予定)の末路… ★★★☆☆
 当たりくじの争奪戦よりも、むしろ奇妙でお間抜けなキャラクターたちそれぞれの言動のほうに、魅力があったともいえる本書、下巻に至っては、ストーリーの展開も含めて、毒気が薄まったというか、やや失速気味ともいえる感じがしました。強烈な印象のあった小悪党チャブには、もっと活躍?してほしいくらいでした。いまいちとはいえ、面白かったことには変わりなく、読み終えて安心できる内容も良かったと思います。映像化向けの作品だとも思います。