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彩花へ―「生きる力」をありがとう (河出文庫)

価格: ¥588
カテゴリ: 文庫
ブランド: 河出書房新社
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思考と感情を刺激する本 ★★★★★
平易な、自分にとって自然と思われる文体で、深い言葉が紡がれている。己の生に真正面から向き合って、そして思索するとき、人は生についてのなにがしかの感慨を得る。一つ一つの経験が人を成長させ、そのたびに人は徐々に己がなぜ生きているのかを悟るようになるのだ。

山下京子さんは、そのような、真正面から己の生を生き抜いている人間の一人だ。人を愛しこの地上で生き抜いていることに誇りを持ち、今の人々の心のありように対する憂いを率直に綴る。この人の言葉が多くの人の心に突き刺さったという事実には期待が持てる。

著名な作者のなかにもものを考えない人間はいる。それとは逆に、無名な人でも、己の生やこの宇宙について深い考えを抱いて生きている人は多い。そういう人々の言葉は、どこかしら共通性がある。そして、聞くに値する。
泣いているだけではいけない。行動を起こそう。 ★★★★★
 あの忌まわしい事件の犯人は、2005年の現在、日本のどこかで暮らしている。
 あの衝撃的事件の記憶の鮮明さからすれば、早いようにも思える。

 しかし、ご遺族にとっては時計は止まったままではなかろうか?

 あの事件当時、既に犯罪被害者支援の活動を開始していた弁護士としては、当時、自分ならどう対応したのだろうか、真剣に悩んだことを思い出した。

 この事件を契機に、少年法の改正や犯罪被害者支援の動きが出てきたが、果たして被害者の望む万全な形になっているかと思うと忸怩たる思いがある。

 この本を読んで泣いているばかりでは、被害者は浮かばれない。二度と、このような悲劇が起きないような社会を作るために具体的に行動を起こさなければならないだろう。

 改めてご冥福をお祈りします。

あくまで個人的な、普遍的な物語 ★★★★★
文章の隅々から、著者の我が子に対する愛が伝わってくる。
個人的な物語を通した、親子の普遍的な愛の物語です。

時折「宗教的」な文章が散見されるが、「宗教」って結局は、人生、生死、等に対する「考え方」「捉え方」のことをいっているのだなと実感する。

自分が子どもを持つとき、著者のように我が子に接していきたいものです。

命の尊さを考える ★★★★★
何気ない日々を送れること、ただそれだけのことがとても幸福なこと

に思えるようになりました。殺された彩花ちゃんは、この子が地球にい

る限り、世界は安泰だと思えるほど純粋な女の子だったことが文章を通

じて読み手の私に本当に悲しいほどに伝わってきました。あまりにも短

い「10年」の人生。見知らぬ他人に人生をたった10年で終わらせら

れた理不尽さ。涙なしでは決して読めません。生と死、心から考えてし

まうこと必至です。

自分に子供が出来たら絶対に読ませたいです。
自分の両親にも読んで欲しいです。
両親が生きているうちに…。
号泣!!!これ、マジ泣ける!! ★★★★★
この本を読んで
まず最初に感じたのが
この人の心の広さ。
温かくて、人の痛みのわかるひと。
この人の娘ならとても素直で
優しい子に育つだろう。
そして、そのとおりの子だった。

少年の暗闇の部分にも目をそむけず
向き合っている姿には感動した。

残虐なことをされたのに、
受け入れようとしている。

一度会ってみたいと本気で思った。

この本はかなりのオススメ!!

山下京子さんという人に惹かれます。