いわゆる宗教というと毛嫌いしてしまう私ですが、自分に欠けていたものは「感謝」ではないか、とひしひし感じました。人として生まれてきた、と思っていた人間は、神の子であるのか、と、読み終えたときにはなんだか天に通じるようなものを感じました。現象（目に見えるものに捕らわれること）に捕らわれるな、それは存在しないものだ、というのが筆者の主張でしょう。キリスト教と仏教と他教をごちゃ混ぜにした教えだ、ととる方もいるようですが、素直にただ読めば、
****一日一日を自分も他の人も幸せに過ごせる、有難い、ああ素晴らしい！****確実にこれを感じる良書といえます。

谷口師の著作の中でも特に美しい文章で書かれている。私はこの本を１０年以上も座右において折にふれ読み続けているが、この本を読むと霊的に満たされ、実際幸福な気持を味わうことができる。