コレ、全部実話？

世の中すげぇ奴がいる。

普通の日本人では到底知りえない情報が詰まってる。

一般人にとって非現実的なアメリカの刑務所内で
アウトローの錬金術から組織作りを
スリリングなストーリーで一気に読ましてくれる。

環境なんて人それぞれなわけだから、
人の集まりの会社の環境もそれぞれ。

最低環境での生きていくための処世術が書かれているこの本は、
ピカレスク的なカテゴリーではなく、
ビジネス本として出版されるべき。

名作です。

レベルフォー（ブラックペンタゴン）と呼ばれる場所で
初めて「ゴッドファーザー」と呼ばれた日本人の追憶記です。

村西監督のコラムから興味を惹かれて読みましたが、
さすが、あの波乱万丈の村西監督が絶賛していただけあって
すごい・・・の一言です。
特に、譲らざるべきところを「まぁいいか」で譲ってしまうと、
そのまま食い物にされる、
いじめの構造も同じようなものかもしれない（概略）、
というところにハッとする思いでした。

良心のない人間に対して、「まぁいいか」で許すと
つけこまれる。そしてどんどん侵食される。
侵食されるうちに、自己防御の境界線も自分でよくわからなくなり、
気づけば最下層の立場におかれている。

NO!ということの強さを身につけなければ、
ちゃんと子供に教えねば、と思わされる内容でした。

そして、心が通じればどんな場所でも居場所はできる、
仲間ができる、とも思わされる本でした。
今の時代こそぜひ多くに読んで欲しい（再版して欲しい）本です。

久しぶりに読み応えのある本に出会った。
著者は脱サラ後単身渡米し、自動車輸入業等で成功する。
その勢いで麻薬の仲介業を行い、巨万の富を得るが逮捕。
１３年の実刑でレベル４の重犯罪刑務所に収容される。
その経緯を国外追放されるまでを記した本。
日本人離れしたスケールで圧倒さえる。
異国の刑務所をいう極限状態の中で活路を見出し、のし上がっていくプロセスは非常に興味深い。
多少自慢めいた部分を割り引いても抜群に面白い。
何より本書は極限状態に立った場合の素晴らしい凡例を提供してくれる教科書でもある。
内側から見たアメリカ文明史でもある。
希少な体験故に言葉が重い。
もっと多くの人に読まれてもよい本。

規模は違うが自分の人生と照らし合わせ、知らず知らずのうちに接点を探してしまいました。ホテルカリフォルニアを持ってますが、この表紙・タイトルのほうが家に置いときやすいかな。

タイトルにある通り著者の波乱万丈な半生を綴ったノンフィクション。非常に個性の強い著者のこれまた非常に強い主観のもと、種種雑多な出来事を記しているため、途中フィクションであるかの様な錯覚に陥る。しかしながらそういった出来事からリーダー論へと発展したりと為になったりもする。