中身で勝負です。
★★★★☆
2002年作品。
ジャケットを見れば判るだろう。「俺のFanならジャケットで判断しないで買ってくれぃ。」という開き直りである。しかし、もう少しまともな写真無かったのかねぇ?何か意味があるにしても売れ行きに影響するよ?フード付きパーカーとは恐れ入った・・・。
2000年の「Engine Of Creation」での変化に戸惑ったFanの多くは、2001年の怒涛のLive盤で溜飲を下げたことでしょう。本作、改めてスタジオワークに取り組んだ作品ですが、スタートのオリエンタルな曲調(好きですよね彼、このフレージング)で「おぉ!」と思わせてくれましたが、「Sleep Walk」を演奏しているのに驚かせて戴いた以降の後半が見事!彼にしてみれば普通の出来上がりなのかもしれないですけれど、色々不思議なことを演っているのが楽しかったですね。いつも思いますが華麗なプレイは見事だね。聞き流してしまうとキーボードで弾いているのかなぁなんて聴こえている音が、全てギターなんですから恐れ入っちゃいますね。我が国にはこんな巧い人いないと思います。
E-bow・・・。
★★★★★
多くのロックギタリストに聴いて頂きたいアルバムである・・・正に「名盤」な一枚。
粒立ちが良く、リッチなトーン。それでいて、ファズまでいかないギターサウンド。飛び道具的にファズのカラーに染まる、飽くなき「歪み」への追求・・・ピンポンディレイまで使いアナログ的なエコーもコダワリだろう。歴代のアルバムで、名サウンドエンジニアたちとの仕事で憶えた「音録り」は名人級である。サラウンドなフォーマットを2チャンネルにエディットしたエリックたちの仕事にも感服する。
Hill Grooveでのド頭の太鼓の音圧は、正直「クセ」になる。これをグルーヴと呼ばずして何をグルーヴと呼ぶのか、今の私には検討もつかない。星野楽器のイベントで来日して「若造」丸出しだったアノ頃とは違うジョンがいる。スネアのリム鳴りも意図的なのか・・・だとしたら、私は「土下寝」する。今回、「サッカーおじさん」のベースではなく「サーファー野郎」のベースであり、それがボトムを引き締め「サッカーおじさん」ほど目立たぬ存在の為か(笑)弾き過ぎないリズムキープで「大人の世界」を感じさせる。もう、ボディグローブなサーフスーツは着ないのか・・・(笑)。
発売から約5年が経つこのアルバム。色褪せずに、飽きさせない。ギターの音色が正直に「カッコイイ」と言える。速いプレイはいつでもできるが、味のあるプレイはジョーがギタープレイヤーとして様々な音楽を「吸収」してきた証であろう。そこがリスペクトされるミュージシャンズ・ミュージシャンなジョーなのだから・・・アノDS-1はまだ使ってますか?(笑)解説じゃねぇ・・・申し訳ない。
あれれの方向転換!?
★★★☆☆
2002年に発表された作品です。名作「クリスタル・プラネット」で復活かと思わせておいて、前作「エンジン・オブ・クリエーション」で「おや?」と思わせ、今度こそは期待して聴いてみたのですが、なぜ三度路線を変更してしまったのでしょうか。今回のテーマは「オリエンタル趣味」。冒頭の「Oriental Melody」ではいきなりダルで重々しい感じでスタートします。前作で感じられた「快活さ」」はどこに行ったのかと若干の不安感を感じながら、聴き進めていきますが、最後まで「オリエンタル趣味」で貫かれていて、例の「ボーカルよりも歌いまくるギターソロ」は最後まで封印されたままです。いささか消化不良の感が否めない作品ですが、もちろんギターそのものは素晴らしいの一語。問題は楽曲であり、アレンジであることは明白です。サトリアーニという稀代のギタリストは、余計なことを考えないで、ただひたすらギターを弾いてくれればいい、多くの人はこう感じているはずです。
あれれの方向転換!?
★★★☆☆
2002年に発表された作品です。名作「クリスタル・プラネット」で復活かと思わせておいて、前作「エンジン・オブ・クリエーション」で「おや?」と思わせ、今度こそは期待して聴いてみたのですが、なぜ三度路線を変更してしまったのでしょうか。今回のテーマは「オリエンタル趣味」。冒頭の「Oriental Melody」ではいきなりダルで重々しい感じでスタートします。前作で感じられた「快活さ」」はどこに行ったのかと若干の不安感を感じながら、聴き進めていきますが、最後まで「オリエンタル趣味」で貫かれていて、例の「ボーカルよりも歌いまくるギターソロ」は最後まで封印されたままです。いささか消化不良の感が否めない作品ですが、もちろんギターそのものは素晴らしいの一語。問題は楽曲であり、アレンジであることは明白です。サトリアーニという稀代のギタリストは、余計なことを考えないで、ただひたすらギターを弾いてくれればいい、多くの人はこう感じているはずです。
非常に濃厚な良質ギターインストアルバム
★★★★★
サトリアーニのアルバムの中では一番ギターサウンド、他のパートの楽器の音が生々しく録音されています。まるで目の前にギターアンプがあるかの様なサウンドです。これだけ「音が生きている」サウンドは聴く価値がありますね。
また楽曲面においても非常に濃厚な仕上がりです。どこか東洋的なメロディも
あり、ウットリするような甘く切ないほどのメロディもあり、サトリアーニお得意の疾走感のあるメロディも満載です。何度聴いても新しい発見のある素晴らしいアルバムです。ジャケットデザインは正直あまり良いとは思いませんが、中身は非常に素晴らしく、長く付き合って
行ける作品だと思います。聴けば聴く程に味の出るアルバムです。