ステンレスから始まって、恋愛の疑惑まで４曲飽きさせない作品だと思います。
NEWOLDよりも若干湿度の高いギターロックで、全体的な雰囲気はどこか情緒的です。

個人的に、発売時に視聴してものすごい衝撃を受けたのを覚えています。
そんなに特別変った展開がある訳ではないのですが、その中でここまで聴かせるバンドはあまり無いと思います。
また、氏家さんの声もかなり良いです。

とにかくとても良い作品です。
NEWOLDを聴いてピンとこなかったひとはこっちの方も聴いてみるのも良いかも。

『明日は来るのか』のようなタイトなガレージサウンドを期待して買ったのですが、このシングルに関してはガレージというよりグランジっぽいオルタナサウンドです。どこか人なつっこい感じの郷愁を誘うメロディとひねくれた叙情性は変わりませんが、サウンドが『明日は来るのか』を聴いたときはミッシェル・ガン・エレファントに近い感じがしたのに対して、この作品はシロップ16gに近いようなアイロニーと日常に漂う虚無感を感じます。
シロップ好きな人におすすめですね。