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無気力の心理学―やりがいの条件 (中公新書 (599))

価格: ¥693
カテゴリ: 新書
ブランド: 中央公論新社
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如何に自習するか、という問題 ★★★☆☆
ちょっと雑多な印象を受けたので星みっつ。
内容は悪くないですよ。
図書館の教育関係の学部書架にあった『自己調整学習』に似た内容でした。

本書の内容を要約すると、できることからコツコツやって、
変えられることを実感すると自ずと無気力は解消されますよ、といった感じ。
ちいさな事からコツコツと、がコツなわけです。
指導者として無気力をなくす ★★★☆☆
一貫して「無力感」と「効力感」をキーワードに話を展開し、それぞれの感覚がどのように生まれどのようにコントロールされるかが述べられている。基本的には教育者の目線だが、客観的に自分を見られる人には自分の無気力をなくすのに役にたちそう。
無気力とやる気のしくみ ★★★☆☆
人はなぜ無気力になるのか,どうすればモチベーションが向上するのか.これは自分自身にとっても是非知りたい話題です.

本書では,実験などによって無気力になる原因や効力感(モチベーションややる気といったものでしょう)を育てる方法などを検証しています.ただ,結論としては概ね予想の範囲です.また,下位の欲求が満たされないことには,より上位の欲求に対するモチベーションが湧かないという,マズローの欲求階層説と似たような結論を得ています.

最後の章に,効力感の獲得に関する日本とアメリカの比較があります.文化や取り巻く環境によってこの効力感の形成のされ方が違ってくるというのは,人間が回りとの関係の中で生きていく生き物なので当然なのですが,日本人に生まれたからには日本人なりの育て方があるというのは興味深いですね.
実は実践的内容 ★★★☆☆
一貫していかに無力感を排除し、効力感を獲得するかが論議される。この本では

無力感とはいくら努力したところで自分のおかれている状況に何の変化も起きないと思ってしまうことをいう。

効力感とは自分の努力によって周りの環境を変えていけるという感覚のことをいう。
 
 新しい点は無力感とは後天的に獲得されるという点だ。自分が状況を変えられない耐え難い苦痛に長期間さらされると無力感が強まってゆく。そしてこの状態が続くとその他の変えうる状況に対しても変えようとする意思がなくなってしまう。

 こういった無力感と対極に位置する感覚が効力感だ。これを獲得するには次のようなことが有効だとされる。
  1、「自分は環境を変えることができる」という成功経験を持つこと。
  2、失敗の原因をどこにおくか?これには自分の能力不足と考える人と努力不足と考える人がいる。そして能力不足と考える人は無力感を感じがちだ。何故ならば能力とは短期には変わらないものであり、これに対しその時どれ程努力するかどうかは比較的に自分の意思で変えられることだからだ。
  3、人間には自分のことを自分で決めたい、自分にことを自分でコントロールしたいという欲求がある。この自立性を獲得できるかどうか。
  4、教えあいによって得られる他者から役に立っているという感覚。
  5、自己の向上判断基準が外部基準ではなく内部基準であること。熟達者たちはその分野に関して構造化された知識(=schema)を持ち、あらゆる判断を行う。これを用いて自己評価を行う。よって自律性を得られやすい。

どの主張も科学的実験による裏づけがとられていて信憑性が高い。

学習性無力感と効力感についての心理学・教育学書 ★★★★☆
 本書は、内発的動機づけを扱った『知的好奇心』(この本はとても面白かったです)の続編と言えそう。心理学書・教育学書。内容は、学習性無力感と効力感について。
 会社をやめてすっかり無気力になっている頃読んだ。だけどこの本、教育者の立場から書かれているから、無気力から脱しようとしている本人が読んでも効果なし。