1歳8ヶ月の娘のいちばんのお気に入りです。
どんどん言葉を覚える今の時期、もけらもけらだって覚えます。
うっきうっきしながらたどたどしく、自信イッパイの大きな声で
母さんと一緒に「けけけけけけけ」だとか「ぷたぷたぷた」など言う姿は
本当にかわいいので、ぜひ小さいうちに！！
これを逃すともったいない！

同じ画家さんの「もこもこもこ」が大好きなので、絵が気になっていました。

読んでみた感想は、「読みにくい」です。
リズムがいいというのがウリの本なので期待しすぎたのか・・
私にリズム感がないのか・・（私は吹奏楽と邦楽をやっていたのですが、ジャズは専門外だから？）

絵は大満足です。
谷川俊太郎さんの「ぽぱーぺぽぴぱっぷ」も持っていて、「もこ・・」も「ぽぱーぺ・・」も息子（２歳１ヶ月）は大好きなのですが、こちらは食いつきがイマイチ。
同じ系統なので、きっとこれから好きになってくれると期待しています。

作者さんには大変失礼ですが、これで文が谷川俊太郎だったらいいのに、と思ってしまった。

助産師の方も児童館でもすすめていたので子供が４ヵ月の頃に購入しました。購入当初は、あまり興味を示さなかったのですが、６ヵ月になり最近ようやく見るようになりました。恐らくもう少し大きくなったら大好きな本の一つになるのかもしれません。

文章と絵の意味は正直まったくわかりません。
子どもにとってどうかはわかりませんが、少なくとも子どもと呼べる時期はとっくに過ぎた私にとっては、という意味です。

ただその音のリズムと絵の色使いや形などを見て楽しむことが本書の良さと言えます。
従って、少し前の流行だった大人が読むような絵本とは違い、
子どもの、しかも絵本の入門期にいるような子たちが笑いながら読んでいる姿が想像できます。

このような、本に出会えると、
表現することは自由なんだとつくづく思わされます。
本書を読んで、子どもがそのリズムと色使いの中で、
自由さや、楽しさを発見してくれればと思います。

絵本の中では一風変わった良書でした。

前衛ジャズピアニストと前衛抽象画家のセッション。
これは子供向け向け絵本とは言いながら
贅沢この上ないコラボレーションである。

聴こえない音楽と、動かないフォルムで
これだけ豊穣な世界を作りだせるものなのかと
感服する「作品」である。