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どこへいってた?

価格: ¥1,050
カテゴリ: 単行本
ブランド: 童話館出版
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帰ってくる場所と、一日を気づかってくれる人のいる安心感 ★★★★★
 一見ぶっきらぼうな「どこへいってた?」。声に出して読むと、とてもリズミカルで楽しくなってくる。赤をアクセントにした三色本で、バーバラ・クーニーさんの芸術的な絵が効いている。登場する動物が、ほかの誰かとつながっているのも、とてもほほえましい。そして最後にからすが出てきて、お話は入れ子のようにまたもどる、という仕掛けも、裏表紙も、とってもニクイ。
 「どこへいってた?」と聞いてくれるひとのいる幸せと、もう帰ってきて今はここにいるんだよ、という安心感の詰まった至福の一冊。とてもおしゃれな本なので、大人へのプレゼントにも最適です。
繊細で芸術的な絵が魅力 ★★★★☆
パッと見ると地味に見える絵ですが、とても味があって良い絵です。
白黒にわずかに抑えた赤を使っているので、
色のバランスが絶妙です。
原色に近い色の絵本ばかり与えていると、色の微妙な美しさを
感じ取れなくなるように思います。
たまには落ち着いた色合いの絵本も良いのでは?

文にリズムを付けるために韻を踏んで、わざと「いってた」の
「た」を「とぶんだ」・「してた」など、各ページ最後の文に
ほぼ入れているのですが、「していた」か「いたよ」と
表現した方が日本語のリズムに合っている気がします。

うちだりさこさんの訳のファンなので、そのままで良いとも
思うのですけど、読むときに少し工夫して読むともっと文が
生きるかもしれませんね。
例えば、各ページの最後の行を他の行よりゆっくり抑揚を付けて
読んだり、語尾のトーンを文の内容によって上げたり下げたり
することで、この絵本の文章がつむぎだすメロディーが
もっと馴染みやすいものになると思います。

いろいろ書きましたが、もちろんこの絵本は良い絵本、
間違いなしです。
子どもが大好きな絵本 ★★★★★
1歳5ヶ月になる子どもが一番好きな絵本です。
1ページに書かれてある文字は適度に短く、小さな子どもが次のページをめくりたがるのに丁度いいペースで読めるかと思います。(うちの子はあんまり長いと途中でめくりたがります)
絵柄も表紙の通り可愛らしく、内容も文章がステキで、素晴らしい絵本だと思います。
大人目線で言うと、文字の数的に親がしんどくないかな?って思います。そして変に子どもっぽくなくて読んであげていて自分自身も楽しくなっちゃいます。
クローバーは甘い香り ★★★★★
小学校の音読の宿題で、つまらないものを聞かされるなら’この本を読んで!ってお願いしたい。
B.クーニーさんにしては珍しい版画の手法で、それぞれの動物が愛らしい。
テキストも人によってはマザーグースの匂いを感じられるでしょう。
同じテイストの「うまやのクリスマス」もありますが、やはり内田さん訳にはかないません。
なぜか原書が見つからないのです。不思議。 ★★★★★
バーバラ・クーニーの本は大人も子供も楽しめるものが多いが、この本もまさにそういう一冊。
カワイイ、だけではかたずけられない。オシャレでセンスがいいけれど、そんなことではかたずけられない。
たいした内容がないようでいて、根底には深い愛情が横たわっている。だから、何度読んでも楽しい。
こういう本を名作というのだろう。そう、Richard Scarryの「I Am a Bunny 」なども同じだ。
サイズも小さくてかわいい。ちょっとしたプレゼントにもお勧めする。