Tom and Patの完成品
★★★★★
いわゆるTom時代のDoobieの作品。
これといったSingleのメジャーヒットはないが,まとまりといった点で
はピカイチと思う。Jeff Baxterが加入して,トリプルギター,ツイン
ドラムは,当時のグループにはあまりなかった。かといって音が重く
なるのではなく,スケールの大きさと音の広がりを感じる。
又,TomとPatの曲作りが好対照なのも面白い。
"サザンロック"の代表作といってもいい作品であると思う。
ちなみに,私は洋楽というものを初めて友人から聴かされた作品がこれ
であった。
ここまで完成度が高いと,作品を生む苦しみもあり,そのことが,次
作の大きな変化につながったことも理解できないではない。
兎に角,全編をじっくり聴いて欲しい作品である。
ちょっとだけアレンジに凝ってみました、ってかな?
★★★★★
実際、これといったヒット曲は入って無いアルバムなんですよね。でも、ピアノやホーン、ストリングスを積極的に導入しつつ、なおかつドゥービーらしさを失っていない。それだけ、ジェフ・バクスターも含めたバンドの音ってのが確立していたからじゃないんだろうか。第一印象では地味ですが、飽きずに聞き込める一枚です。
これこそドゥービー!
★★★★★
キース・ヌードセン死去をきっかけに久々にドゥービーを聴いてみたら、また見事にハマってしまってもう最近はずっとドゥービーばっかい。ストーンズ狂の私をも夢中にさせるバンドである。
“What A Fool Believes”からドゥービーに入っていったんやけど、やっぱドゥービーの真骨頂はマクドナルド以前の、むさい男の汗の匂いムンムンの豪快なロックンロール。とりわけこの「スタンピード」は疾走感で群をぬいている。私は趣味でマラソンをやっとるけど、頭の中で「スタンピード」を鳴らしながら走るとガンガン走れます。
こんな時代だからこそ、今ドゥービー聴いて元気だそう!!
豪快&アーシー+アンサンブル強化。良いです。
★★★★☆
アメリカのロック=EAGLESのイメージを持っていたワタシにとって、ガツンとかましてくれたアルバム。同じ西海岸出身なんだけど、こちらは土臭いアーシーな豪快さが小気味良いです。とは言っても本作より参加したジェフ”スカンク”バクスターのギターや存在感を高めたビル・ペイン(リトル・フィート)のピアノが、豪快さを失わずに高度なアンサンブルを実現しているところがこのアルバムの存在感です。トム・ジョンストン在籍ドゥービーの完成形でしょう。個人的には④のトリプルギターソロが絡み合う後半が圧巻!です。前作「キャプテン&ミー」より完成度は高いものの若干地味なので、ドゥービーの豪快さが好きなワタシ的には酷ながら☆4つ。
広大なアメリカの大地を感じさせる名盤!!!
★★★★★
~1975年発表当時、全米予約だけでミリオン・セラーを記録したアルバム。
ジャケット同様に疾走感のあるこれぞアメリカン・ロックと唸らせる曲の数々。
以前から親交があったSteely Danのジェフ・バクスターが加入したことで、
ダブル・ドラムス&トリプル・ギター編成となり、よりパワーアップしたサウンドと
アンサンブルが心地よい。
SWEET MAXINE、TAKE ME IN YOUR~~ ARMS(ROCK ME A LITTLE WHILE)のヒット曲
収録で、I CHEAT THE HANGMANも素晴しく、いろんな要素を詰め込んだ
バラエティにも富んだ作品に仕上がっている。~