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Celebrating Grappelli

価格: ¥827
カテゴリ: CD
ブランド: Linn Records
Amazon.co.jpで確認
結構いいですよ ★★★★☆
 Martin TaylorはDavid Grismanのアルバムに参加しているのを聴いて知りました。このアルバムはグラッペリ名義になっていますが、実はMartin Taylor(と彼のバンド"Spirit of Django")のアルバム"Reunion"と"Years Apart"からのセレクションです。"Spirit of Django"はMartin Taylorが「ジャンゴへの敬意を表し、ジャンゴにインスパイアされつつ現代的サウンドを作る」という目的で1994年に組んだバンドで、ファースト・アルバムは(聴いてませんが)1995年のイギリスの"British Jazz Award"で"Best Album of the Year"にノミネートされたようです。
 このアルバムは、非常に古いスタイルのジャズを髣髴とさせるドラムレス・バンドにステファン・グラッペリのヴァイオリンとマーティン・テイラーのギターとメンバーのサックスが乗っかるといった雰囲気のリラックスして聴ける好編集盤です。
 曲目は見ての通りスタンダードが多いので聴きやすいです。時にミュゼット風であったりするアコーディオンがまた絶妙にいい味出してます。プログレッシヴな部分はなし。風に舞うような優しいヴァイオリンと硬質で明瞭なギター・サウンドを堪能できます。サックスのソロは、いきなりそこだけ「モダンジャズ」になってしまうような気がするので「どうかなぁ?」と思いますけどでもサックス・アコーディオン・ギターでのアンサンブル・パートはまるでビッグ・バンドみたいで気持ちいいです。あと数曲でClair Martinなる白人女性のヴォーカルが入ってます。全く知らなかった人ですが、ちょっとけだるく、でもいい感じです。
グラッペリ、90歳目前のほぼ最後のアルバム・・・ ★★★★★
ジャンゴ・ラインハルトとのホットクラブ時代(34‾49年)から
97年の12月1日に89歳で亡くなるまで数々の名演を残し、ジャズ・ヴァイオリンというジャンルを確立したヴァイオリニスト、ステファン・グラッペリの晩年の録音です。
ファンの方には是非聞いてもらいたい記念すべきアルバムだと思います。
ただ、記念というだけで、内容はしょぼいんじゃないのと
思う人もいるかもしれませんが、
89歳とは信じられないくらい元気で若々しいバイオリンを弾いています。驚かない人はいないとおもいます。

また、Undecidedではギターのマーティンテイラーがジャンゴの、
クレア・マーティンがボーカルの感コピを披露しています。
元の曲は1930年代に録音されたものです。