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銀座の画廊経営

価格: ¥1,575
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: ファーストプレス
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ビジネスと、アキナイの違い ★★★★★
画廊を営むことは、1枚が売れるかどうかも分からないという、常に高いリスクを背負っている。
顧客との絆の大切さと、業界内の立ち回りの難しさを考えさせられました。

夫の野呂氏は、父が画廊経営をしていて、元々基礎はあった訳だけども、信用を重んじる業界独特のルールを垣間見ることができました。

憶測ですが、妻である筆者も元々育ちがよいのでしょう。元会社員の経歴ですが、読んでいて文章に上品さと気品を感じます。それでいて厭味に感じないのも計算されているようです。
対象も、一般読者と業界人の双方が読むことを意識されているのでしょう。重いイメージの表紙の割に堅苦しさがなく、読みやすかったです。
絵描きさんをもっと応援したくなる一冊 ★★★★★
ゴッホも生前はなかなか作品が売れず、貧乏で苦しんでいた話は有名ですが、その作品が現代では数億円の価値があるなんて話を聞くとなんともいえない気持ちになったことがある絵画ファンは少なくないはず。美術品のマーケットってどんな風になっているんだろう?と漠然と思っていましたが、全くの素人だった著者の体験談から「なるほど」と腑に落ちることがたくさんありました。絵描きさんをもっと応援したくなる、自分の気に入った絵画を是非手に取りたくなる一冊だと思います。