大半の人が経験しない事
★★★★★
著者の生い立ちから現在にいたるまで。。。
戦争とは何か?? 一人の特殊部隊兵士の貴重な体験記
作戦立案→行動→失敗→拷問 へと続く過程でわかる戦争の恐ろしさ、仲間との友情
拷問の部分は読んでいて生き苦しくなるくらいの内容だ
しかし、現実に起きたこと。
わが身に置き換えてもし敵に捕らわれてしまったらどう行動するか?
生きて帰ってこれた著書だからこそ語れるむごい内容である。
かなりお勧めです。
現実の戦いを感じる事ができます。。。 かなりお勧め
まとまりがない・・
★★☆☆☆
文章を書くことにあまりなれてない気がした。思いつつまま言葉にしてる感じ。その素人さが、実録戦記ものとしてはいいのかもしれないげど・・・。
兵士の実践心理が良くわかるのだけど、さすがに捕まってからは拷問拷問の連続で、読んでいて気持ちのいいものではない。その絶望感を伝えるために本を書いているのだと思うが、本人自体が成し遂げたことがないというか・・、耐えてたら、助かった・・ってことなので、ドラマチックさはないし、高揚感もない。大変な思いをされたのは判るが、イベントとしてそんなに面白い話ではない。
「生きていく」活力が湧く本です。
★★★★★
過酷な作戦で、捕虜になりながらも、決してあきらめることなく生還する時期をうかがい続けるSASの兵士たち。過酷な状況にある時、人は「死ぬこと」なんか考えない。「死ぬこと」を考えている時は、逆に過酷な状況ではないのかもしれません。
不景気に喘ぎ、リストラの恐怖と向かい合って勤務する、私のような中年サラリーマンの方に「お勧め」の一冊です。生きてきく活力を与えてもらえます。
捕虜の扱い
★★★★★
前半導入部は別著とかぶっている。その他の前半は逃走劇。後半は著者の捕虜としての扱われ方と、心情描写。帰還後の他のメンバーの逸話などを加えたエピローグ。おおよそ以上の構成であった。サブタイトルは「湾岸戦争の壮絶な記録」ではあるが、内容は「イラクの捕虜としての壮絶な記録」と考えた方が良い。訳者あとがきにあるように、SAS全般について興味がある方には不向きであるかもしれない。
他のレヴュワーが書いているが、拷問・尋問の描写の繰り返しが目立つ。しかしながら、訳者があとがきで書いているように、これでも類似の描写はかなり省略されたようである(抄訳であるということ)。訳者は火器・兵器にも詳しいようで、かなり読みやすく意訳してあるようだ。訳者の力量がなければ、この作品を日本語で堪能することはできなかったのではないだろうか。翻訳の絶妙さも含めて星をつけた。
半分が尋問と拷問
★★★★☆
読んだのは数年前で内容の記憶は曖昧だが、内容の半分が捕獲されたあとの尋問と拷問の描写に費されている。
フィクションではないので、ランボーみたいに玉をバラバラ撃ちまくって敵を撃滅するような内容を期待すると失望する。
戦闘の描写も曖昧なところがかえってリアル。敵兵がバタバタ死ぬわけではなく、火力はただ敵戦力を後退させるために使われる。
映画や漫画などのフィクションは、失敗すら美しく演出するが、本書は実際に起こったことなので、そんな描写はない。文字どおり這いつくばって、敵陣から逃亡しようとし、汚染された水を飲み、吐く。
もっとも印象的なのは、最後の数行。筆者は今回の失敗に厭戦気分になるわけでもなく、ただ自分を尋問した連中に再開したら、殺すとだけ書いている。
この本を読むと、反戦派の文筆家の著作やまして好戦的な落合信彦すら、文章上のレトリックに過ぎないとすら感じる。