自衛隊から米海兵隊・・・
自分の将来の計画ととても似ているので、半端ないほど参考になります。（笑）
永住権の抽選に当たり、２回も従軍し、しかもファルージャへ
著者の運の良さがうらやましいです。
ファルージャというのはイラクの都市名ですが、激戦の地で相当危なかったようです。（詳しくは、〜ファルージャ〜栄光なき死闘　などをお読みになればお分かり頂けるかと。）
日本人の視点から見たイラク戦争・・・読んでおいて損はしないと思います。

この本は、前半と後半での著者のテンションの違いが文章から感じ取れる珍しい本です。海兵隊入隊までは、非常にアッサリしてます。ですが、海兵隊入隊から一気に内容が濃くなっていきます。

いち海兵隊員として、二度もイラクに赴き、命を懸けて激戦地ファルージャを戦った人が日本語でその当時の状況を書いてくれたこの本は、非常に貴重です。

著者は陸自第一空挺団出身。退職後渡米し、９・１１テロ直後に米海兵隊に入隊した。現役時代二度にわたってイラクの最前線で任務に当たった下士官である。
本著は「一介の平凡な若者が夢を実現してゆく「ビルディングロマンス」としての楽しさ」「最前線を体験した日本人による、日本人向けの貴重なイラク戦争の記録・報告」「米軍の最新軍事用語や作戦の実情、武器評価、豆知識などを、初心者にも「すらっ」と頭に入る形でうまく表現し、あまり知るところのない海兵隊の姿を内部からの視点で分かりやすく面白く表現した、現代軍事を知るうえで必読の軍事教科書」という三つの味わいを一冊で楽しむことのできる稀少な本といえる。