絵が入ってもっとわかりやすい
★★★★★
はじめのグラビアからして虫を取る人たちの嬉しそうな顔が溢れている。
小学校高学年から中学生向けといった内容なので、大人も十分楽しめる。
昆虫の写真や実物大の挿絵がついていて、これまでの著者の本よりも
さらにわかりやすい内容になっている。
また話は昆虫だけにとどまらず、イナゴの調査にラオスの村にどう
溶け込んで行ったかや、カラハリ砂漠で得た体験から本当の豊かさとはなにか、
など文化を比較することによって多種多様な考え方があるということを
実例をもって示してくれる異文化コミュニケーションといった面も
あると思った。
虫が苦手でも、食材としてみた時、どうだろう?
自分はその辺の虫を捕まえて食べられるとは思えないが、
この本を読んだ後なら、料理してあったら食べてもいいなと思わせられた。
どれも美味しそうなのです。