30年前の青春の思い出
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高校生の頃、NHK−FMの夜11時のニュースの後にクロスオーバー・イレブンという音楽番組があって、そこで「Consuelo's Love Theme」がフルに流されました。
たまたまラジカセで録音していて、毎日、そしてドライブに行くときも、まさにテープが擦り切れるほど聞きました。
漆黒の闇夜の伊豆の山中を、静かに内緒のスピード(?)で走っているときのBGMに。
車のメーターイルミにうっすら照らされた、助手席の恋人の横顔が思い浮かびます。
ハイティーンの頃の青春の思い出です。
この曲、マンジョーネのCDを探しましたが見つかりませんでした。
そんな思い出は、家内には話さず、毎夜ひとりで聞き入ってます。
初代ミラージュのCMソング
★★★★☆
四十代の自分が小学生の頃に憧れていた車「ミラージュ」のCMで使われていたテーマ曲です。
荒野を走り抜けるハッチバック、唯一のガソリンスタンドに寄ると思いきや、よそ見もせずに走り抜けていく場面。音楽もインパクトあって格好良くて。
当時の三菱はこの車に力を入れていたのか、ミラージュボールというフットボールの試合も開催していた記憶です。
チャック・マンジョーネも国立競技場で一曲吹いていたような。
70年代後半はアメリカンカルチャーが春の桜の如く輝かしかった記憶です。
その後訪れるバブル経済の予感でもあったのか。
中学生の頃にブラスバンドに入部した自分、この曲をどこかの演奏会で耳にして、曲名を知りました。
中古のLPを安く入手し、毎日々々聴きあさった記憶です。
「フュージョンとクロスオーバーの違いとは何ぞや?」何て話題にしながら。
フュージョンもクロスオーバーも、ここ十数年は寂れてしまっているようですが、オリジナリティ溢れるこの頃の作品は、いま聴くと新鮮かも知れません。
実際、ハープ・アルバートの当時の音源が見直されたりもしている昨今のようですし。
サウンドトラックと関連する映画の方は、Youtubeでも全編確認できた時期がありました。英語版でしたが、名優アンソニー・クインがいい味出していました。
本作が好きな方でしたら、そちらの方もチェックする価値はありそうです。
当時のアルファレコード社、都会な大人っぽい音源が多く、憧れの世界でもありました。YMOもアルファでしたし。
本作はあくまでもサウンドトラックですので、初めての方にはベスト盤がオススメかと思います(代表曲を沢山聴いた方が最初はお得かと:耳にした機会が意外に多かった発見とかありそうですし)。一つの作品としての完成度もある本作と思っていますが、表題曲以外はオマケに近い存在でもあり。
次に購入されるのなら、LPでは何枚組かだったハリウッドボウルでのライブ盤でしょうか。生演奏の臨場感がいい感じです。
サンチェスの子供になりたい…いや、聴いて楽しむだけでいいや!
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F.Gあたりから入った人にはえッ!?≠ネ盤です。でも、栄光を目指して≠ゥら入った人には、ニンマリ≠ネ盤です。
活動歴の長い方だけあって、見事なまでにフリューゲルホーンを、快調に吹きまくっています。特に低音から一気に高音へと駆け上がる爽快感と、ブレスの長いスロー・バラード。そして何よりもタイトル曲の疾走感(殊にギターとヴォーカル・パートが最高です)!
おそらく、F.Gのヴォーカル盤を捜している人はオオっ!?≠ニ唸り、初めて聴かれた人はう〜ム…≠ニ絶句してしまうでしょう。
ディスク1のトラック1から最終曲まで、捨て曲ナシの大盤振る舞い!これを聴かずして、チャックさんは語れません。そう、未聴の人は口にチャック≠ネ、ストリングスのないシンフォニック・フュージュンの最高傑作、と呼んでも過言では御座いません。何か、問題でも?
ようやく見つけました
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30年近く前、先輩から聞かされた曲が「サンチェスの子供たち」
そのときどうしても自分でも欲しくなりレコード店を探し捲くってようやく買い求めたものでした。
最近になってまた聞きたい欲求にかられて、イザLPを・・・
近頃はCDばかりでLPプレイヤーがお休み中・・・CDをと思い探しましたがなかなか見つからず、ようやく手に入れられました。
30年たっても変わることが無い名曲・・・サンチェスの子供たち
全ての音楽ファンにお勧めできる名盤
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音楽の素晴らしさはもちろんの事、音質的にもオーディオマニアもうならせるバランスの良さが最高。
体を揺さぶる重低音から透明感抜群の高音に至るまで、聴いていて生理的に心地良い。
分解能、楽器の定位、臨場感等どれをとっても文句なし。
名盤中の名盤だ。