ポイントとしては…。1 信長は宗教嫌いではなかった。2 信長は自身が仏教やキリスト教などを越えた神になろうとした。の2点。いずれも表紙に書いてあることですが…。
日本人の宗教観を変えることになった信長の態度(所行?)は、日本史(宗教史)を考える上で重要な指摘といえるでしょう。
特に宗教的観点からの安土城の考察は興味深い。宗教的背景を重要視する著者ならではの大胆かつ精緻な分析に、読者は今までの織田信長像を覆されるだろう。