特に表題曲『ストレート・ライフ』がスゴイ
★★★★★
1979年9月21日カリフォルニア、バークレーで録音。パーソナルは、アート・ペッパー(as)、トミー・フラナガン(p)、レッド・ミッチェル(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)そしておまけでケニー・ナッシュ(カウベルとレコレコ)というかなり最強な布陣によるアルバム。ギャラクシー・レーベルからの第二作で前作以上に力が入っている。
ここでの試みは、『昔演奏していたナンバー』を再度演奏してみせる、ということである。特に表題曲『ストレート・ライフ』がスゴイ。この曲は、ペッパーのオリジナルで『ミーツ・ザ・リズム・セクション』や『サーフ・ライド』、『ディスカバリー・セッション』でも聴くことができたが、このアルバムの演奏が一番好きだ。
アルト・サックスという楽器を語るとき、アート・ペッパーのこの演奏は欠かせない気がする。職人技のアルトである。