28年の空白がようやく…
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1980年頃だったと思います。
NHK-FMで流れたニコレット・ラーソンのライブ(3曲だったはず)を聴いて、ずっと気になっていました。
たまさかエアチェックをしていて、その粗悪品のテープを伸びるまで何年も聴いていたものです。
大きなリズムの波をすいすいと戯れながら游ぐニッキのヴォーカルに魅力され、「愛しのニコレット」を買って聴いていましたが、まだなにか物足りない…
それからはるかに時間が経って巡り会えたこのアルバムは、まさしく私を夢中にさせた、あのライブだったのです。
ようやく再会できて、とても嬉しい。
文句なし!
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ニコレット幻のライブ盤です。彼女が世を去って早10年。やっとあのライブがCDになりました。「あの」という訳は、実はこれは私が中古レコード即売会で見つけたプロモーション用ライブレコードが音源だったからです。プロモーション用だけに、レコードとしても製作されていた記録がまったくなく、まさに幻のレコードだったのです。まさか今ごろになってCDになるとは夢にも思わなかったですね。
曲はデビュー盤中心に約10曲。若々しい彼女の歌声と、バックメンバーを楽しそうに一人ひとり紹介するMCがいいです。録音も30年前のものとは思えないほどきれいです。このCDは5000枚限定だそうで、私のは1167でした。(カイマンで購入。問題なし。)かつての名古屋ボトムラインのライブを思い出しながら、じっくりと聞きなおしてみます。
Limited edition of 5000 copies!
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我々70年代後期ウェスト・コースト・ロックのファンに鮮烈な記憶を残し、惜しくも10年前(97年)に他界した女性シンガーである「愛しの」ニコレット・ラーソン。その彼女の素晴しいライヴ盤を入手できてまるで夢のようです。彼女のデビュー作にして代表作の発表直後のライヴなので、同作品からの曲がほとんどですが、それだけに充実していると言えます。彼女の声の伸びやかさ、バックのサポート・メンバーの豪華さ、期待を裏切らない演奏の見事さ、録音の状態の良さ、彼女を紹介するアナウンス・演奏・MCを含めてRoxyでのコンサートをフルに再現してくれる嬉しさ等、非の打ち所がありません。他のレビュアーも指摘されているように、そして上の商品説明に記載されているように、本作はアメリカだけでの5000枚の限定発売のようです。添付資料は全くなく、シンプルこの上ないジャケットに曲目と録音データが書かれているだけですが、私が入手した盤ではNUMBERED LIMITED EDITION 1205と記されています。1205/5000ということでしょう。まるで版画みたいですね。ニコレットの歌声を愛した人は、本作を入手し損なうことなく、彼女の冥福を改めて祈りつつも、78年12月20日にタイム・スリップしようではありませんか。
二コレットがそこに・・
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リマスター技術の恩恵で、二コレットが目の前で歌っているような感覚になります。とにかく彼女の声がいいです。生き生きしてます!バックバンドは、当時のウエスト・コーストシーンの腕利きたちです。選曲もよく、個人的には、フレンチワルツが涙が出そうです。余談になりますが、この時のメンバー全員が、当時米国に渡った矢沢永吉の米国デビュー作「YAZAWA」にかかわっています。二コレットも矢沢永吉のアルバムにコーラスで参加しています。聞き比べてみるのも楽しいですよ。
楽しい〜、お披露目ライヴ!!
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ジャケ見てびっくり。Nicciの御顔も、それどころか写真が一枚もない(悲)。じ、地味すぎる〜。大丈夫か?というのが、1st impression。但し、皆コレ聴いたら思いますよ。本当に1978録音デスカ?って。音良すぎ。あと、コレ限定版だったですね。5,000枚か〜。後でくやしがる前にどうぞ。また、肝心の歌と演奏ですが、当たり前ですが、文句なんてナイですよ。アレンジがシンプルなせいか、"Give A Little"なんて、レコーディングものに比較しても遜色ない出来。全体的には、ライブアルバムにありがちな曲だけ繋ぐ、というのではなく、曲が終わった後、彼女のMCもしっかり入っていたりするのもGoodです!(メンバー紹介もしてます。客の、"イェ〜&わ〜"もGoodです!)。
補足:/keys:Bill Pyane/g:Paul Barrere,Albert Lee/dr:Rick Schlosser/b:Bob Glaub/conga:Bobby Lakaind/tp:Lee Thornberg/sax:,Jerry Jumonville
※"Clear Light"って、"Adam Mitchell"の、"Redhead in Trouble"に入ってるヤツですか?(CD出てないす・・・)