沈滞している日本のPTAに一喝!!
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疲弊する学校現場、保護者やPTAからの対応に追われる教師、自分を見失う子ども達・・・それらを解決するためには何が必要で何が余計なのか。
私は、この本にもあるような、「学校・地域・家庭の連携」という考え方はこれからの子ども達に対する教育において、重要な観点の一つだと思います。・・・が、残念ながら現在の日本ではシュウさんの言うような『本気』になれるほど、地域の人間が結びついていないというのが現実だと思います。安易な連携論については、問題点もありますしね。(広田照幸『格差・秩序不安と教育』 世識書房 2009年 p.329-p.336)
しかし、やはり子ども達と『本気』で関わっていこうと思ったら、最終的に必要なのは『愛情』。・・・これですよね。ま、それ以前に経済的な問題で、子ども達とコミュニケーションとる時間すら確保できない親も多いわけですが。・・・ホントに政府はくだらない愛国心教育進める前に、ちゃんと実のある格差是正を行ってもらいたいです。
普段、制度や思想的な立場から教育の問題に触れることが多いため、新鮮な気持ちで読むことが出来ました。やはり、実践無しに机上の議論ばかりでは足りないということを思い知らされました。
是非とも、多くの方々に手に取っていただきたいと思います。表紙で大体分かると思いますが、文体・内容共に非常に読みやすいですw
レモンさん最高!!!
すごい前向きな親・こんな親になりたい。。
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私も 実際学校役員をしましたが最初は嫌々引き受けました。
しかし やってみると これが 学校での子供の様子や先生たちとの会話もできて いいことばかりでした。
それに 先生たちも 子供を見てくれているんだなぁ・・と感心。
驚いたのが 先生たちの抱えたている悩みもすごいものでした。
この本は 爆笑しながら読み終え 学校や子どもたちを見る目が変わりましたね。。。
シュウさんは 子供たちにとっても必要な人とともに 親たちにも必要な存在ですね。
一度実際あってお話してみたいと改めて思った 一冊です。
この本の出会いに感謝します。。
オススメします。
愛と勇気を持って子ども達と過ごす大切さを知る
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PTAのイメージというと、堅苦しいとか、「ざますざます」(笑)とか、しんどいとか、、、
あまり良い言葉では語られません。
小学校PTA本部役員を6年間続けていましたが、10前年も20年前も「しがらみ」から抜け出せず、ただそこに与えられた事業を予算通りに消化していくだけのつまらないものでした。
一度、勇気を出して改革案を発言したのですが、新しいことにチャレンジする雰囲気にはなりませんでした。私自身にもそこまでのパワーはありませんでした。レモンさんのような子どもたちのためという揺るぎない志で、まずは保護者が腐ってはならないと思いました。
ただ、思うだけで、レモンさんのようなパフォーマンスができない…(苦)
なんとか楽しく活動できないかしら。
たくさんの人に読んでいただきたい1冊。
PTA活動にお父さんを引っ張り出せ
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PTAの活動って、なんかお母さん達だけに押し付けぎみじゃありませんか?お父さん達を引っ張り出す知恵がないかな?と期待して読みました。直接的ではないけどヒントはもらえた気がします。とにかく面白かったです。真似はなかなかできないけど。
PTAって実は楽しい
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私も幼稚園、小学校、高校とPTA会長をしてきました。
偶然にもレモンさんみたいなPTAを目指していました。だって、PTA連絡協議会というのが市町村→郡(もしくはブロック)→県→地方(中部とか、近畿とか)→全国と、段階があって、それぞれで学習会とかやるんだけど、いまどき丸1日平日に仕事を休める人なんていない。
それをレモンさんは地域まで巻き込んで、ほんとうに保護者自身が教育にかかわりたいという情熱を呼び起こしたんだ。
もともとのネットデイ活動もそうだけど、地域と、保護者と、先生とが相互に信頼できる関係をつくるのが日本のため、世界のため、未来のため。
そして、そのノウハウと勇気がこの本には一杯詰まってました。