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純愛ポートレイト (ダリア文庫)

価格: ¥690
カテゴリ: 文庫
ブランド: フロンティアワークス
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実際にありそうな恋愛話。 ★★★★☆
美大生×プログラマー
明るく人当りもいいが、若さゆえの緩さ、奔放さもある攻・亮祐
真面目で誠実で温厚。鈍臭くおっちょこちょいな面も。受・博巳

大学で写真を専攻している亮祐の密かな楽しみが、
バイト先のコンビニに頻繁にやってくる美形サラリーマン・博巳。
思わぬハプニングが縁で彼の写真を撮らせてもらえることになる。
お近づきになり彼の人となりを知るにつれ、博巳への恋心が大きくなっていく亮祐。

ある日、ほろ酔いの勢いから博巳が我が身に起こってる事件?の愚痴をこぼす。
深刻に悩んでいる博巳の為にと、その事件をこっそり解決した亮祐が、
"告白しろ"という周囲のひやかしと酒の勢いで、
ヘテロの博巳が自分を受け入れる筈がないと諦め半分ながら、電話をかけ告白。
深夜の、ただただ一方的な告白に戸惑いはありつつも、
亮祐の好意に気付いていたし、彼を好ましく思っていた博巳は受け入れる。

が、付き合って半年。
亮祐の、奔放で刹那的な日々を送っていた過去が二人の間に歪みを生み、博巳を苦しめる。
博巳の「許してあげられなくて、ごめんね。」には切なくなった。
亮祐のモラルの緩さ、甘さ、感覚の違いに、限界を感じた博巳の気持ちはわかります。
博巳に諭され別れを告げられて、ようやく気付いた亮祐が猛省。
この別れが、亮祐は自分の浅はかさに、博巳は己の臆病さに気付かせてくれる。
(事件云々は別にして)普通にあってもおかしくない恋愛話がいい感じでした。
好きな気持ちは本当だけど少しいい加減、そんな年下困った君が可愛いやら、憎いやら ★★★★☆
特筆すべきは、抱き合わせの後日談「熱愛モーションブラ」
本編ではわからない人物像が浮き彫りになっていて、はっきりいってこの後日談がないと、人物をよい意味で誤解したまま終わってしまうところでした。
美形だけど少しおっとりしていて爽やかな会社医院の博巳と、そんな博巳にバイト先で惚れてしまった美大の写真学科の篠原。
頼みこんで博巳を写真のモデルにするところから付き合いが始まり、博巳の仕事先での悩みを解決することを経て、博巳に告白、まあ普通に結ばれます。
本編は崎谷作品としてああと納得いくものの、いたって普通。
普通だったのでその分星1つ欠けです(笑)

ですが後日談で、その攻の篠原と5歳年上の博巳の性格の相違が浮き彫りになる。
一言、話のもっていき方が上手かった。
BL世界、基本余程の事情がない限りは別れてしまうことはないですが、博巳はすっぱりと理路整然と三行半をつきつける。
別れた状態から二人の関係が始まる。
非常に新鮮でした。

最後まで博巳の性格が治ったのか、多分無理ですね、ありゃ。
若さゆえのモラルの低さ、セックスや性行為に対する敷居の低さなどが、博巳には理解できない。
だがそんな理解しがたいなにかを抱えながらも、やはり篠原が好きな博巳。
言うなれば、欠点やどうしようもないことを加味してもなお好きだという、究極?ちっくな恋をあらわしているといえば、そう。

一度は読んでもよい作品。おススメかと。
読み応えあり! ★★★★★
美大の写真科・篠原亮祐×サラリーマン・小井博巳のお話。

亮祐はコンビニでバイトをしていて、そこに毎回弁当を買いに来ていた博巳のことを美人だなと以前から思っていました。
そんなある日、酔って具合の悪くなった博巳を介抱してあげた亮祐は、大学の教授から出された課題(人物)のため博巳にモデルを頼みます。
それから博巳を撮って博巳のことを知るにつれ、博巳を好きだと感じ、恋に落ちてしまった…という流れです。

このお話、前編が「純愛ポートレイト」後編が「熱愛モーションブラー」になっているのですが、なんか前編と後編では攻めの亮祐のキャラが違う?

前編では、会社で上司に嫌がらせを受けていた博巳を守るため、裏から手を回して相手の弱みを握るといったような、したたかで年の割には世慣れた面を見せる亮祐でした。が、後編はなんだかヘタレ?っぽくなってたような…

後編では博巳から別れを切り出されてしまいます。
セックス後の気だるげな姿を写真に撮られ、その写真が賞を取ってしまったため、博巳は亮祐のモラルの低さと遊んでいた亮祐の過去を静かに叱り諭します。
モラリトアムの中にいる学生特有の甘えを、博巳は亮祐のために許さなかったのかな?

いやでも、本気で好きになった人にフラレてしょげる亮祐は可愛かったです。ヘタレわんこってかんじで。…で、結局は色々誤解もあって、二人はヨリを戻してめでたしめでたし。

こう書いてはありがちなBLだと思われてしまいそうですが、私は博巳に好感が持てたので☆五つ。ちゃんとした社会人で、別れを切り出す理由もわかるし、リアルな同性同士の恋愛が書かれているなと。

あと前編と後編で何が一番違ったかというと、やっぱりHシーンの亮祐だと思います。
前編、博巳との初めてのセックスでは博巳を翻弄するってかんじだったのに、後編では亮祐の方が喘いでた…。喘ぐ攻めもなかなか…。よっぽどもう一度博巳を抱けたことが嬉しいんだなぁというのが伝わってきました。

分厚くて、Hシーン重視ではなく(濃かったけど)そこまでの過程とその後がしっかりと書かれているので、読み応えがある作品でした。