一つ一つは楽しめるのだけど・・
★★★☆☆
うーん、これだけまとめて並べられると、ちょっとしんどい感じがしました。
雑誌の連載とかだったらとてもいいと思います。
売らんかなの内容になってしまった
★☆☆☆☆
テリー伊藤さんも、清水草一さんも、私のその自動車評論が大好きな方。だから、このシリーズを買ってきたが、この本はそのシリーズの中で最悪の本でしょう。2006バージョンのように、思い入れに満ちた偏見をかたってくれた名著にくらべて、色々なクルマをあたりさわりなく紹介しつつ、ちょこっとだけ厳しいことを言ってみるという手法はなんだか最近のクルマ雑誌みたいでとてもイヤ。
これだけアクの強い二人なんだから、もっとテッテイテキに思うところを言ってくれなくっちゃ、1300円値はありませんなぁ。
独断と偏見
★★★★★
クルマ好きがひまつぶしに読むには最高の本。笑いが止まらなかった。ひまな人は買ってみてください。
クルマ好きならどのページも楽しいよ
★★★★★
このシリーズって最初からずっと買ってるけど、どの本も全部面白いよ。クルマ好きなら
特にね。
そしてこの本のいいところは、移動するため・荷物積むため・見栄を張るためといった、
実はクルマなんてどれでもいい、クルマに興味のない人たちにちょっとだけ自分のクルマ
選びに対するスタンスを変えてくれる力を持っていると思います。
この本でも書いてあるけど、今はどれもいいクルマばかりだから逆にクルマなんてどれで
もいいって感じの人が多いと思うんだよ。でも、クルマが好きになればそのクルマを開発
した人達の熱さとか、コストで妥協した部分とかが見えてきて面白いよ。
クルマ無いと生活出来ないとこ住んでて、クルマが好きじゃない人にぜひ読んで欲しい。
新時代の定番シリーズ
★★★★★
2004年に始まったこのシリーズも今年で4年目。
昨年からサブタイトルが前面に出るようになり、今年は
「レクサス0点ランエボ100点」と来た。
これからも分かるように、テリー伊藤と清水草一という個性的なお二人が、
対談形式で好き放題のクルマ論を繰り広げる、というのが基本的な骨子である。
俗っぽい比喩を交えた二人の言いたい放題は、単にクルマ論を超えた
世相の域にまで達し、読者の共感と笑いを誘う。
クルマの性能・品質が格段に向上した現在、もはやどれを選んでも
「完全に間違えた」という選択はなくなりつつある。
そんな現代においては理詰めの実用的なバイヤーズガイドの意味は薄れつつある。
評論が、趣味嗜好に基づいた”楽しみ”を軸とする方向に行くのも自明かと思える。
そう考えた時、この「間違えっぱなし」というタイトルも、単にパロディに留まらない逆説的な真実を帯びてくる。
当初異端に見えたこのシリーズも、一般に受け入れられる素地は十分にあったという事だろう。
徳大寺氏のシリーズが昨年終了となり、現時点ではそれに代わる定番になりそうな勢いである。
「間違いだらけ」から「間違えっぱなし」のクルマ選びへ。
時代を如実に反映していると言え、奇妙に感慨深いものがある。