そもそもなぜ部下を育てなければならないのか、から始まって、アサーティブな上司になる為の実践的スキルまで。いろんな場面設定で解説されているので、飽きずに一気に読める。その場面設定での×な例が、ことごとく日頃の自分の言動に一致することに愕然とする。「あなたのために言っているんだから」なんて、必ず口をついて出てくる言葉。ではどう言えばいいのか○な例があるので、すぐに改善できることが多い。自分の上司にもラインマーカー引いて読ませたくなる。とはいえ、書いている内容をすべて実践するのは至難の業。アサーティブの必要性は分かるが、仕事に追われて心と時間の余裕がない。「現実はそうはいかない。そんな完璧な人間いないだろう」と思っていたら、あとがきに著者自身が「『うわぁ、これと真反対なこと昨日、した!』と再発見した」と書いているのを読んで、くすっと笑えた。全部は無理でも、何度も読み直しながら、少しずつ改善していけばいいってことだろう。多くの上司に読んで欲しい一冊。

研修講師として日々、上司と部下の両方と接しているという
著者が書いた本。
「褒める」「叱る」「謝る」「アドバイスする」などなど
上司として悩ましい場面での、×の例、○の例を挙げている。
その言い方がＮＧなのは分かっていたけどつい…という
のもあれば、それもダメですか？と思う例もある。
×の理由が書いてあるので頷けて、その言い方が招く結果に
思い当たるので納得する。
アサーティブ・コミュニケーション、まずは自分自身が
成長・進化するために実践しようと思う。

一人ひとり、違う。頭ではわかっているけれど、実際なかなかそうはいかない。
なぜできないのか、なぜやらないのか、そこにばかりフォーカスして、
それぞれの良さを見落としていたのかもしれない。
それは私自身が自分のスタイルに信念がなかったからかもしれない。
私のメッセージ届いていなかったのかもと反省した。
私自身の成長にも、部下の育成にもアサーティブ、早速使ってみよう。
著者の本は毎回読んだ後、実践したくなる。

大串さんの著書10冊目！！と聞きつけ早速買いに走りました。
一つ一つの言葉に納得しながら読み進めることができました。
上司と部下、先輩と後輩、親と子、嫁と姑…
それぞれが持っているいいものをお互いに認め、足りないところは
補っていく。一人では成し得ないことを掛け算で成す。
まさに、人生の醍醐味☆
年齢を重ね、経験も積み、地位も上がってくると、わが道を貫き人の話が
耳に入らなくなってくる現実。自ら心して耳を傾け、相手の話を最後まで聞こう。
その話知っている！オチはこうでしょう！なんて口が裂けても言いません。
より良い関係を築き、プラスの化学反応を起こし、輝く明日につなげるために。
非常に参考になりました！！

若い人を、勝手に「新人類だから」と思い込んでいました。
結局は人と人とのコミュニケーションの問題なのだと、気持ちが軽くなった気がします。
もっと肩の力を抜いて、コミュニケーションが取れそうです。
部下はもちろん、人間関係に悩んでいる方にもお勧めです!