キリスト教についての「マリアのウインク」が良かったのでこちらも購入しました。
映画や本や星座やらによく引用されたりする逸話が沢山出てきて知っているとそれらがより楽しめるようになるんじゃないかと思います。
ただエッセイや絵やイラストを見てるだけでも楽しく癒されます。
長い間受け継がれたお話なのでその国の背景として見ても理解が深まるのでは。
「なか見！検索」が出来るのでぜひ見て頂いたら一番良さがわかると思います。

正直この本を読むまでは神話の世界なんてまったく興味もなかったし、もっと難しく考えていました。
でも読み始めるとかなり面白く、いっきに読んでしまいました。
ギリシャ神話を中心とする神々の話なのに・・・なんて人間的で俗世間にありふれた話なんだろう。
浮気性のゼウスや、嫉妬深くプライドの高いヘラ、恋が生きがいで男を誘惑し続けるアプロディテ。
どこかにこんな人いるなぁと思う話ばかりです。
その他にもメドゥサ、ヘラクレス、パンドラの箱など聞いたことのある言葉でも、なんとなくしか分からなかった話も載っています。
わたしのような神話初心者には、漫画解説などがあり分かりやすくてお勧めです。
この本でギリシャ神話にかなりはまっちゃいました。

すでにギリシャ神話については普通よりは詳しい方だと思うので、
どちらかと言うとギリシャ神話について描かれた絵画など(の一部）が
たくさん載せられているのでそれを把握したくて購入しました。
あまり期待していなかったのですが、全く神話について知識のない人が読んでも
面白おかしく理解できるようなヘタウマ漫画が良くできているなぁと感心。
茶化しているだけかと思えばそうでもなく知恵袋のような事も小さく載っていたりフォローもある。
取り上げている絵画、彫刻、出土物(少ないが）などはかなりの数なので参考になる。
ただ初心者の方が読んで勘違いしないで戴きたいなと思うのは、誇張表現も多いと言うこと。
もちろんこれが全てではないし、古代においては多くの信者を持つ神々だったのだから。
ギリシャ以外では北欧とケルトの神話について触れられている。
ただこちらは両方とも美術品からの出典が極端に少ないので、期待している人には残念としか言いようがない。

西洋美術が大好きなので、絵画のモチーフとしてよく使われるギリシャ神話の世界を知りたくて購入しました。

この本のいいところはとにかく気楽に楽しめること。
カラーのイラストや漫画を多用してビジュアルメインで解説してくれます。
文章もくだけていて堅苦しくなく、楽しいお兄さんに語りかけられているよう。

絵画にあまり興味のないひとでもどこかで見たことのあるような有名絵画もいっぱい出てきて、そのモチーフについて説明してくれるから、西洋美術のお勉強にもなります。

キューピッド、ヴィーナス、ポセイドン、ゼウス、メデューサなどなど登場人物の名前はよく耳にしても、実はお話まではよく知らなかったりするギリシャ神話。

読んでおいて損はないと思います。
ギリシャ神話のほかに北欧神話はケルト神話も解説してくれますよ。

同じように天使について解説した「天使のひきだし」や聖書の世界を紹介した「マリアのウィンク」などもとってもオススメ♪

この本を読むまでギリシャ神話は神聖で、
出てくる神々も素晴らしいものと思っていましたが
この本を読めば180度変わります。
ギリシャ神話の神々はとても奇妙で俗物的、
彼等がとる行動は笑いにあふれています。
読めばギリシャ神話が身近に感じられる事うけあいです。