この二人の意外な過去が明らかになる話からこの巻は始まる。
作者青山剛昌氏はイベント物は作中で絶対に一度しか描かない主義だそうだが、
(バレンタインや文化祭などのイベント事はすべて全巻を通して一度しか描かれていない)
今回の過去の話もそれに当たるだろう。
実際に二人が作中で接点を持ってからすでに40巻以上の間があるだけに、
今さらという気もしなくはないが、これはなかなか楽しめた。
最近マンネリ化しているが、こういう話を交えてくれれば面白いと純粋に感じられる。
ちなみに、この話は前の巻から続いている(全4話構成)
話の筋を通すのであれば、前の巻から読むことをお薦めする。