身分違いの恋 ネタバレかも?
★★★★☆
ほのぼのしたい人にオススメです。
『日曜日に生まれた子供』はBLというより、穏やかな雰囲気の作品になってます。
エロ目当ての人には向かない話です。
設定は100年くらい前の主人・使用人(いとこ同士)の淡い恋愛モノになっているけど、個人的には不倫をして家を出ていた出戻り奥さんが好きだ。
妻としてではなく、女としての恋の考え方が。
爵位と持参金目当ての打算の上での結婚をしながらも、互いに不倫という形でありながらちゃっかり想い合う相手を見つけている。
そして自分の持論を使用人・エリックに恋をしている夫・ローランドに問い掛けながら、説いている。
それもまるで独り言のように、ごく自然な形で。
『先生のとなり』
本作品で唯一 BLらしい作品です。
青年じゃなくて中年モノだけど。
中年好きには嬉しいカモ?漂うオヤジの哀愁が。
かつての教え子の一人だった恋人の直也を抱き締め「かわいそうに。なんの呪いだろうな」と。
互いに好き合っていながら、直也の恋心を呪いだと呟く平坂先生の哀愁が好きだ。