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うちの妻ってどうでしょう? 1 (1) (アクションコミックス)

価格: ¥780
カテゴリ: コミック
ブランド: 双葉社
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かめばかむほど ★★★★★
かめばかむほど味のでるこんぶみたいな、不思議な魅力のある作品ですね。
これは1巻なの!?というくらい、とてもさりげないはじまり方です。
必要以上に読者をひきつけようとするストーリー性も感じないし、パフォーマンスも地味です。

主人公である作者はどこか後ろ向きでひがみっぽい性格ですが、
そういうちょっとマイナスな語りがあったあとに、ほわほわした博多弁の奥さんのふるまいが描かれていて、
ちょうどよく中和されています。
それが作者の何気ないほのぼのした日常を思わせて、なんともいいです。

とくにラブラブなエピソードが描かれているとか、そういう夫婦愛の漫画ではありません。
あくまで淡々としたスタンスで、作者の目から見たさまざまな日常を切り取っているだけです。

それにしても奥さん、かわいい。
作者の特徴的な絵が、女の私から見ても、どこか艶めかしく色っぽくて、
すごくいいです。

これから福満さんのマンガをいっぱい読もうと思いました。
独特の作風を持つこの作者のマンガが初めての人にもオススメ ★★★★☆
「僕の小規模な生活」などと同じく、作者の生活を基にしたエッセイマンガ。
タイトルでは妻を題材にしているようだが、
実際には妻以外の話題もちょくちょく出てくる。

とはいえ、ほとんど常に妻と一緒なので
妻が登場することも割と頻繁。

これまでのシリーズと違って、
主人公のネガティブな部分はやや抑え目になり
それよりも考え込むクセのある作者の個人的な疑問や
自分なりの分析内容の垂れ流しが多くて面白い。
ネガティブばかりの内容よりも気楽で楽しめる。

その内容もあまりにも小規模だったりくだらないことだったりするが
それはそれで結構しっかり考えている様子がわかる。

途中からテンポをつかみ出したのか、
ひとつのエピソードの終了コマに「『○○』おわり」と付け足されるようになり、
それがまたボソッと言う一言のような存在になっていて面白さを加速する。
4コマ風のコマ配置だが、内容によって
3コマで終わったり7コマ使ったりと、それはそれは自由にやっていて
作者が自由に描き殴っている感じが出ていて正解だと思う。

作者自身が思う小ネタが「あるあるネタ」や「わかるわかるネタ」になってて面白い。
独特の作風を持つこの作者のマンガが初めての人にもオススメ。
かわいいおもしろい ★★★★★
モーニングで連載の別作品を読み、ファンになりこちらも購入しました。
とにかく僕の鬱屈したネガティブさ、妻のおおらかさ、かわいさ、
この3点セットが読んでいてなんとも不思議な気持ちにさせてくれます。

巷に溢れるスイーツ(笑)独身女のギスギスした話題や婚カツブームの
そらぞらしさに辟易していたところに、一服の清涼剤でした。

こんなにも素直で、そして優しい結婚もあるのか・・・

人っていいなあと思わされます。絵柄に好みはあると思いますが、噛めば噛むほど
味が出る絵柄だと思います。是非試してみてください。
最高です ★★★★★
作者の普通だけど面白すぎる日常・・・・
壁を破壊しようとしても「無理!」と判断して急遽パーで叩く夫。
DVよ!と訴える妻。でたらめな編集者に理不尽な手直しを要求
されつづける夫。それをたしなめる妻・・・。
どう考えても仕合せな日々の中に起こる愉快な現象。

まだ未読の人には絶対おすすめできる1冊です。
続編を更に期待!!!

4コマ漫画では無い4コマにイラっとくるかも ★★★★☆
モーニングにて好評連載中の「僕の小規模な生活」の作中にて
作者自身の宣伝もあって、つられて購入。(只今、描きため中につき休載)
福満しげゆき氏は、常に漫画家として生活する事に不安を
抱きつつも、結構あざとく、ずうずうしく立ち回りながら、
自分の小賢しい内面、心情を暴露してしまう辺りの作風は、
「・・・生活」などと同様で楽しめる。

「つねにバックボーンの無い自分の立ち位置に対する
 足元グラグラ感に不安をおぼえる・・・」というなんとも、
切実でいながら、一般の感覚では腹に収める言葉を作品に、
誌上に暴露してしまう危うい行為こそが、すでに、福満しげゆき氏
の作風になっている事を作者本人は気付いていないのであろうか。

4コマの体裁でありながら、3コマ目でオチたり、2コマで
落としたりするので、正直なところ、それだけが読みにくい。
4コマ2本を並べて、計8コマに3本、4本のネタを挟むの
だから・・・ちょっといらついてしまった。

が、今作品中、一番うけた話、「妻の腹踊り」でぼくは
全てを許してしまいました。