2007年、俳優の関口知宏が中国大陸を巡る壮大な旅をした。中国に広がる鉄道網を、同じ路線を2度通らずに巡るという、いわば一筆書きの旅だ。その距離は36,000Km。ほぼ地球を一周する距離をおよそ5ヶ月かけてひた走る。本作は、その前編となる「春の旅」。ラサから西安までの17,000Km、2ヶ月あまりの旅の記録である。美しく厳しいチベットの山々、山頂まで続く菜の花畑、水墨画そのままの世界など列車が移動するたびに車窓の風景が変わっていく。途中下車して出会った人々との心温まる触れ合いの場面は、観る者の心を癒してくれる。そして新しい中国と古い中国の姿が本作に如実に記録されている。家族そろって観てほしい作品。(仲村英一郎)
結局は人柄がいいんですよね。
★★★★★
やはり人柄がいいというか育ちは争えないというかいい人物をNHKは抜擢したものだと思います。秋のほうから見始めたので普通の人と変わった印象を持つかもしれないと思いつつ、春の方も充分に堪能しました。何時くらいから関口節が出てくるかと思っていましたが、もう第1巻から関口さんらしさが出ております。個人的には少数民族のミャオ族の歓迎の歌を歌ってくれたおばあさんと川辺に座っていた仙人みたいなおじいさんが強烈なインパクトでした。それとご飯を食べるシーンが多いですね。しかも食事に誘ってもらっている。食堂車で、食堂で・・・なんでも食べられるのは強みです。上海の手前で突然美女が話しかけてきます。「杭州と蘇州に行きましたか」って話しかけてきた女性です。この人だけなんか不自然ですね。消えていくところの目のしぐさがなんとも不自然。まあどうでもいいか・・・。ただ全体的に地域が広くていろんな人がいろんな住居にいろんな生き方で生きている姿を見るだけでも見る価値があります。
中国ならこれ!
★★★★☆
歴史建造物や自然だけでなく、街や人、食などを
通じ立体的に中国を見せてくれる。
多少の演出を感じることもあるが、中国大陸を
これだけ丁寧になぞって伝えてくれる番組は
あまりない。
旅やアジアが好きな人には、秋の旅含めおすすめ。
中国旅行の魅力が詰まっている
★★★★★
仕事と旅行で何度となく行っている中国。
私も初中国の時は、反日は?どういう国なんだろう?と楽しみより心配の方が
大きかったことを思い出す。
しかし行ってみると、そこには近代国家として、あるいは近代国家を目指している姿の他、
みんな一生懸命生活していて、暖かく、好奇心旺盛な人々ばかりだった。
しばらくは仕事で渡航するのみだったが、ついには未知の都市へ一人旅を楽しむほど
この国を知ってみたくなった。
この放送は年末の特番で初めて見たが、私が感じていた中国の魅力が満ちあふれている。
中国旅行好きな人にはもちろん、中国に興味はあるけど旅行には抵抗があるという人、
あるいは中国ってどんな国?怖い国?得体の知れない国?と感じている人にも
是非見てもらいたい。
もうすぐ発売される秋の旅も楽しみ。
すばらしい
★★★★★
関口さんて、関口宏と西田佐知子の息子だということを後で知りました。そういう超有名人の家庭に育ってなんであんな素朴というかいい感じの人なんだろう、もしかして演技とか疑ってしまいましたが、どうも本当にああいう人みたいですね。本当に好感が持てるすばらしい人です。実際に中国に行くとそれはいろいろいい面悪い面あるでしょうが、結構みんな親切で昔の戦争のことを個人的にぶつけたりすることはまあ全くないというのは本当です。私もそうでした。冒険作家の高野秀行さんもそれだけは本当と言ってましたが、関口さんもそう言っていたのでなんだかうれしくなりました。マスコミの報道だけを全部の中国人の考えと思うとそれは間違いだと思いますし、何かあるとついそう思ってしまいがちで過剰に反中国感情を持ちすぎるのはどうかなと思わせてくれます。まあとにかく関口さんの旅を見てみていただきたい。もともと芸能界は自分にあってないからやめようと思っていたところに鉄道の旅の企画がころがりこんできたのでこれが自分の人生を変えるかもしれないと仕事を渡りに船と受けたんだと言ってましたが、そのあたりからも関口さんの生き方の本気度が分かるような気がします。まあ私は大ファンになりました。これからもいっぱい旅して欲しいです。
DVDを見た感想
★★★★★
やはり買ってよかったです。 特典映像もうれしいです。 再放送でもみたけど、何回も見たいと思って購入しました。