他の統計学の本はどうでもいいことの統計ばかりしていて興味がわかない。
この本はビジネスに直結するような内容を取り扱っているところが良かった。

しかし！！！はしがきに書いてありますが、著者は出版社から「（統計学の）分かりやすい教科書」を頼まれたようですが、とんでもなく分かりづらい本でした。
母集団の説明から書いてあるので、一見初心者向けのように見受けられますが、購入するつもりの方はP4の「Σ記号の説明」を読んでみて、理解できるか確認した方が良いと思う。
初心者用に書いているのは言葉の説明だけで、肝心の計算方法は、なんの説明もなく数式を並べて「（このことから）理解できよう」と言い放たれてしまう。

例題も計算方法が載っていなく、解答があるのみ。計算方法が分かっているのなら母集団の説明など要らないです。一体どのレベルの人に照準を合わせたのかさっぱりわかりませんでした。

頭のいい人に、解りやすい本は書けないのだと実感しました。

ですが、「はじめての統計学」鳥居泰彦氏の本をマスターしてからだと、この本の内容がわかるようになりました。この本はどちらかといえばビジネスで実際に統計を使う必要のある人向けです。