インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

青年ヒトラー (平凡社新書)

価格: ¥798
カテゴリ: 新書
ブランド: 平凡社
Amazon.co.jpで確認
ヒトラーの精神の根底とは? ★★★★☆
ナチ以前の人間ヒトラーに注目した本は意外と少なく、この種の
手軽に読める本は貴重。

尤も肝心の彼が内気で優しい性格から冷酷な独裁者に変貌する過
程は曖昧だった。おそらく彼は権力を握る前も後も根っこの部分
は何も変わってないのだろう。そうように本書を読むとナチの政
策の数々も理解できるのではないか。
「見てきたような」記述にうんざり ★☆☆☆☆
興味のあるテーマだったので読んでみたが、
「○○は(アドルフに)深い感銘を与えたのであった」とか、
「(アドルフは)○○と感じていたのである」とか、
インタビューした訳でもあるまいし、
勝手にアドルフの内心を憶測して、
それが事実であるかのような記述をしている。
歴史的事実を記述する基本的な姿勢が完全に失格。
それなら最初から「小説」として書けば良いのだ。
途中で読むのを止めてしまった。
内容的には良かったのかも知れないが、残念。
あとがきで台無し ★☆☆☆☆
内容はクビッエク氏の本とモーザー氏の研究の要約版というか、孫引き本と思えばよい。安くヒトラーの若い時代を知りたい人には手頃。てか、ヒトラーってこんな良い奴だったんだよ、のオンパレードに疑問符。

ところが著者の「反日家」ぶりが「あとがき」で噴出する。
田母神さんの発言とそれを支持する人がいることへの嫌悪を示すのだ。例によって、ドイツは反省している、日本は全く反省していない。という論調である。ドイツは反省なんかしてない。全てをヒトラー・ナチスという一部の人間に押しつけて、国民には罪はないと巧みに言ってきているだけだ。そのことと田母神氏の発言と一体どういう関係があるのか?
そんなに日本が嫌なら日本人であることをやめろといいたい。そして「アドルフ」とでも改名してドイツ人の走狗となることだね。
若き日のアドルフ・ヒトラーを知る上では、非常に参考になる ★★★★☆
つい先日「ヒトラーの経済政策-世界恐慌からの奇跡的な復興」という本を読んだ事と、
元々アドルフ・ヒトラーという人物に興味があった(20年以上前に「わが闘争」を読んだ)ので、
本屋で面白そうな本はないかなぁと探索?していたところ、この本が目に入った。

私が本に求めるものは、幾分かの知識の習得と『面白かったなぁ』という読後感があれば充分だと思っているので、そういった意味ではこの本は充分楽しめた。
故に、他のReviewerの方達のように著者を批評出来るほど、本を読んでいる訳ではないので、あくまでもこの本の中身についての自分なりの思いをReviewします。

まずはアドルフの生い立ちと友人関係がこの本を読めば、良くわかります。
俗に言う中流家庭で育ったアドルフは10代半ばまでを何不自由なく、過ごしています。
そして、この本を読む限りでは、地道に勉学に励む、つまり普通の子供たちが当たり前のように行なう事に全く興味を示さないと言うか、
努力をしないというか、自分がやりたい事にしか興味が持てない中途半端な人間だったという事がよくわかります。
それは10代後半になっても変わらず、仕事はしたくない、兵役にも就きたくない。
正に最近の若者のような怠惰な人間の象徴だったんでしょう。

ところが第一次世界大戦にて兵役に就き、戦場へ赴くとアドルフは人間が変わります。
元々備わっていたであろうクソ度胸が功を奏し、兵士としてアドルフは一目置かれる存在となります。
これをキッカケにアドルフはナチの総裁、ドイツの総統閣下へと昇り詰めていくわけです。
総統時代の悪行に関してはこの本は殆ど記載しておりません。
アドルフの青年時代にFocusを当てた書物なので、当然なんですが。

私はEpilogeがとっても気に入りました。
ウィーンで過ごした時代の唯一無二の親友アウグスト・クビツェクとの再会におけるヒトラーの友に対する思いが
ヒシヒシと伝わります。
このEpilogeを読んでいると、アドルフという人物が本当に解らなくなってきます。
一体、彼の本性は何だったのかと...
研究書としては ★★☆☆☆
青年時代のヒトラーを追ってその思想等を検討した書物です。本書では
プロローグに著者が明確に
「筆者はヒトラーなくして、あのような悲劇には至らなかったであろうと
確信している。」という言葉が出てきます。「そう信ずるに至った」
という言葉もあります(7ページ)。ただレビュアーの方たちが
著者の意見と正反対のことを述べながら本書を高く評価しているのは
よく理解できません。たしかにプロローグは読み飛ばしやすい部分では
ありますが・・・。
著者は厳密な意味では学者ではなく他の書物でも厳密性で疑問視される
声がありますし、本書でも他のレビュアーの方が言って
おられるように、何故ユダヤ人を憎悪するかになったかはほとんど
解明されていません。その点、最新の研究書などを参考にしながら余り
引用がないのです。『我が闘争』の記述を信用してないと述べるのは当然ですが
部分的には完全に『我が闘争』の記述を信用しています(特に後半部分を参照)。
その点トーランド『ヒトラー』の方が、何故彼が憎悪するに至ったかは
解明されています。テーマを絞っている割には拍子抜けしたというのが感想です。
その点トーランド『ヒトラー』の方を強くすすめます。