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ヒトラ-とユダヤ人 (講談社現代新書)

価格: ¥777
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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狂気の「理由」ではなくその「実践」に恐怖する。 ★★★☆☆
 本書において、筆者は青少年時代からの滅亡に至るまでのヒトラー個人に焦点を当て、何故彼が強固な反ユダヤ主義を主張し実践したかを考察していく。帯には「『狂気の理由』を検証する」とあり、確かに様々な状況証拠が提示されるが、「何故」という疑問は結局とけない。筆者はエピローグで「歴史家の限界を越えた問いなのである」と結んでいる。
 その一方で、本書はユダヤ人問題の解決が、ヒトラーにとって大戦の勝利と同等の目的であったことをえがきだす。筆者は、ヒトラーこそがユダヤ人絶滅政策の主体であったと主張する。彼は自殺の直前まで、自身の反ユダヤ主義の主張と絶滅政策の実行に全く疑いを持っていなかったという。そればかりか、達成感すら抱いて死んでいったと。
 当然のことながら、読んでいて楽しい本ではないし、知的好奇心を満たされることもない。しかし、民主主義はかつてこういう人物を民衆自らの手で権力の高みに押し上げたのだ。現代も民主主義政体である以上、それは目を背けることのできない事実である。
結局のところは、真相はヒトラーにもわからない。 ★★★☆☆
 ヒトラーの過剰といえるまでのユダヤ人に対する憎悪は、今では誰も否定しないだろうが、結局は彼がなぜユダヤ人をそこまで憎悪したかに関しては、ヒトラー自身も実はよく理解していなかったのではないか?ヒトラーの青年時代にだって、ユダヤ人の友人や知り合いはいたはずだし、特にユダヤ人からひどい仕打ちを受けたというわけではないのである。
 こうなると、なぜヒトラーがユダヤ人に対する憎悪を燃え上がらせたのかという謎は、どれだけナチスに関する文献や資料を集めようが、永遠に解明されることはないのではないかと思う。したがって、本書ではそこまで解明し切れていないのも、仕方がないといえる。
 まあ、だからこそ我々には狂気としか表現できないのだろうが。
正確性に欠ける ★★★☆☆
ヒトラー率いるナチがユダヤ人に対して「何を」したのか、それを著した本は多くあるが、「何故」ヒトラーがそのような狂気に走ったのか、「どのように」ユダヤ人憎悪が始まったのかを著した本はあまりない。

本書はそこに焦点を当てている。

しかし、その論考には「推測」が多く、客観的な情報が極めて少ない。
その点で、本書はその目的を達成できていないと言える。

本書を通してナチズムがどのように台頭していったかを概略できるし、それは客観的な事実であるが、読者は著者の「意見」と「事実」を分けて考える必要がある。

概説書 ★★★☆☆
著者は後書きで
「本書のテーマにつき、著者は素人であり、専門家ではない。しかし、それ故に、専門家の見解や解釈にあまり頼らず、出来る限り基本的、学術的な資料に忠実に論を進めてきたつもりである。」と書いている。
専門家でない人間が広く世に著書を問うのもどうかと思う部分もあるが、まあ、内容は概説書といったところでしょう。

新書というジャンルからすると妥当かも。

記述は丁寧で、基本をきっちりと押さえています。
奇をてらったり、新しいことに走らない分、安心して読みます。
その反面といえるかもしれませんが、面白味に欠ける部分も。
入門書として読むならばよいのですが、この分野にある程度の知識がある人は読む必要もないでしょう。

良かったです ★★★★☆
学校で必要だったので購入したのですが、とてもわかりやすくまとめてあって、途中で飽きるということがまったくありませんでした。ヒトラーや、ナチズムについて知りたいけど長いのはちょっと、、、という方はぜひおすすめです。