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ベートーヴェン:交響曲第4番&第7番

価格: ¥2,520
カテゴリ: CD
ブランド: BMG JAPAN
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切れ味の鋭い快速快感演奏のベートーヴェン ★★★★★
3/8番のCDについてのレヴューで行ったのと同様、ピリオド楽器オケによるピリオド様式の演奏の代表としてのガーディナー/オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク盤、モダン・オケによるピリオド様式を取り入れた演奏の代表としてのラトル/ウィーン・フィル盤と比較してみる。今回もこのパーヴォ・ヤルヴィ盤は、モダン楽器ながらピリオド様式に基づいた演奏で、聴いた印象ではラトル盤よりもガーディナー盤に近く聴こえ、小編成の室内オケということもあって切れ味の鋭い快速快感演奏となっている。3/8番のディスクではガーディナーの方が良いと思ったが、この4/7番ではかなり肉薄している。モダン楽器というくくりで比較した場合には、やはりラトル盤のウィーン・フィルの響きに独特の魅力を感じる。結論としては、このパーヴォ・ヤルヴィ盤は、それ自体は見事な演奏だが、既にガーディナー盤のような溌溂とした快速テンポのピリオド演奏のCDを持っている人が限られた資金の中で買うかどうか悩んでいるようなときには、わざわざ新たに買うのならもっと明確に個性の異なるCDの方がよいのではないかという気にもなる。ただ、あくまでも演奏自体は悪くないし、3/8番のディスクの評価は本当のところ星4つと5つの間くらい(あえて言うなら4.25〜4.5くらい)の思いだったがそれが出来ずに星4つとしたので、今回のこのCDは、同様に4つと5つの間ぐらい(4.5〜4.75ぐらい)ではあるが、3/8番より良いとも思うし、バランスをとる意味でも星5つとする。
躍動感溢れる最新録音 ★★★★★
ヤルヴィのベートーベン交響曲シリーズ第2弾。まずなんと言っても、音楽的に非常に端正にコントラストを紡ぎ出す中に興奮を持ち込むヤルヴィとカンマーフィル。発売元によればトランペットとティンパニはオリジナルらしく、それが特徴的な輪郭を形成する。
そして、絶妙に響くホールとそれを過不足なく明敏に捉えきった録音、その音場をビビッドに再生することを可能にしたSACD。恐らく小編成の恩恵もあるまったく濁りのない澄み切った音楽に目を閉じると、平土間やや上空という実際にはありえない最高の場所からのオーケストラがくっきりと浮かび上がる。普通のCD層でもそれぞれの楽器・音符の明瞭さに驚嘆するが、出来れば高品質SACDマルチの真価を発揮させたいところ。
21世紀を代表するってか????? ★★☆☆☆
先行発売の『エロイカ』よりはましであるが、やっぱり浅はかであることは疑い得ない。
本盤をもって21世紀を代表するベートーヴェンというのなら、あまりに寂しい。保守反動と言われようが、これならスクロヴァチェフスキや敢えて言うならチョン・ミュンフン、金聖響などの方が遥かによい。
どんなに贔屓目で聴いていても、やはりオケの薄っぺらさがどうにもならない。おおまけしても☆2つが精々だろう。
小編成が迫力に欠ける? ★★☆☆☆
 ヤルヴィは、昨年だったか、日本で公演し、NHKでも放送された。それを観て刺激され、このCDを購入した。しかし、がっかり。ベートーヴェンの新しい解釈の意欲はわかるが、オーケストラが小編成なためか、迫力が感じられない。数知れずベートーヴェンは演奏されているが、これまでの音を聴いてきた者にとって、思わず「これ、ちょっと?」
 第7番については、クライバー指揮のウィーンフィル、1976年録音盤と比べたらその差歴然。やはり、ベートーヴェンは、あらゆる楽器を駆使した緻密で量感の豊かさが醍醐味。カンマーフィルの個々のテクニックは優れているが、質量的寂しさは何ともしがたい。SACDの良さも感じられない。しかし、同時に購入した仲道郁代とのピアノ協奏曲3番・5番はなかなか良い。録音・編成に違いがあるのだろうか?よくわからない。
あらゆる楽器が機能的に働き、ひとつの臓器のように目的を果たす ★★★★★
話題になっているパーヴォ・ヤルヴィ(ネーメ・ヤルヴィの実子である)のベートーヴェンの交響曲を2枚まとめて聴いてみた。基本的な印象は第1弾(第3番&第8番)と同様で、ティンパニのくっきりした乾いた躍動感あるリズムとトランペット中心の刹那的ともいえる鋭い音色をいかして小編成のオーケストラならではの機動性を発揮した演奏だ。特に第4番は全面が鮮やかな生気に満ち溢れている。

ただ、録音データをみて思いついたのだけれど、第4番は2005年に録音されているが、第7番に関しては2004年の6月と2006年の9月にわけて収録している。これにはびっくりした。一つの交響曲を収録するのに、間に2年以上もインターバルを挟むようなスケジュールを普通、切るものだろうか?・・・絶対切らない。だいたいそんなに間があったら「前にやったこと」を忘れてしまう。・・いや優秀な音楽家なら忘れないのかもしれないけど、それにしても人数の多いオーケストラである。途中でメンバーが代わっても不思議じゃない。でも聴いてみるとちゃんとなっている。といことは、もうこの特徴的なベートーヴェンは、パーヴォ・ヤルヴィとこのオーケストラが完全に手中に収めた「究極形態」とでも言えるものなのではないだろうか?それにしても躍動感と生命感に満ちている。あらゆる楽器が機能的に働き、ひとつの臓器のように目的を果たす演奏となっている。インターバルの謎は残るが、逆にそれが私には更なるインパクトを与えた。パーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィル・ブレーメン、恐るべき芸術家集団だ。