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奪還―引き裂かれた二十四年

価格: ¥1,365
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新潮社
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恐ろしい洗脳 ★★★★★
恐ろしいほどの国家による洗脳。

友人による説得で心を開いていく様子。

日本の政治家の無能、無関心ぶり。

北朝鮮という国家への怒り。

様々な思いがめぐった一冊。

生々しい話もあり読み応えがあった。しかし拉致された当人にとっては今回のことは大きな心の傷であることはいうまでもない。

この本には続編もあるので読んで見たい。
静かな怒りを含む告発のドキュメンタリー ★★★★☆
北朝鮮によって拉致された日本人被害者のうち、最初に奪還できた五名の拉致被害者が帰国を果たす直前のエピソードからこのノンフィクションはスタートする。

タラップを降りてくる弟に対して擁いていた思いとその日の違和感、待ちわびていたご両親の感情などが、正直につづられている。

家族会という媒体を通して感じた、官僚の体質・警察への不信感・売名行為を平気でする政治家・エキセントリックな切り口を好むマスコミなど、一連の関わりで見えてくるそれぞれの打算や保身、事なかれ主義に対する筆者のやるせなさなども行間から伝わってきて、静かな怒りを含む告発のドキュメンタリーになっている。
おもい。 ★★★★★
本書は非常に主観的で、怒りとか期待とか、すごく伝わってきました。
形式的には、非常に文章がうまいと思いました。

問題が違うかもしれませんが、
後々まで残る一冊ではないかと思います。

加筆修正も含めて、文庫版のほうがよいと思います。

病んでいる国は北朝鮮だけではなかった ★★★★★
突如として家族のひとりが失踪する。理由の見当もつかない。警察も頼りにならず、
あらゆる心当たりを訪ね歩くが実りはない。悲嘆に暮れる家族とただ流れる歳月。
暗闇の中で名を呼び続けるが、返ってくる声はない。弟よ、お前はどこにいるのか?

国民のすべてが被害にあう可能性があった北朝鮮による拉致。被害者家族の苦悩が
本書の随所に滲んでいる。あらためて卑劣な犯罪に怒りを禁じ得ない。だが弟の
失踪が、北朝鮮の犯行であると確信してからの兄透氏の憤激は北朝鮮だけではなく、
味方であるはずの母国日本にも向かうことになる。政治家も警察も外務省も法務省も
マスコミも、誰一人この問題に立ち向かおうとしない。無視、冷淡な反応、様々な
妨害と嘲笑。日本の病弊にもっとも絶望した人たちが拉致被害者家族であったと云える。
だからこそ彼は「無法国家北朝鮮に無能国家日本」と自嘲を込めて嘆くのだ。

本書には、帰国した弟の変貌への困惑から、彼との格闘が生々しく描かれ、そして
新しい生活へと臨む弟夫婦への暖かいまなざしに溢れている。また文庫化に当たって、
その後の弟夫婦と蓮池家について加筆されている。まだ闘いは終わっていない。
かわいそう ★★★☆☆
 北朝鮮拉致の蓮池さんの文書。全く期待せず買ったのだけど、予想以上に文章が上手くてびっくりした。東京理大出身らしいけれども。

 内容は日本政府の批判が多い。その中でも議員の個人名を出しての批判が目立つ。まあ、家族が拉致されて、「生きてるか死んでるか?」と言った状況で、政府に振り回されれば・・・。かわいそう。運が悪いとしか言いようがない。

 ところでところで、想像以上に日本政府も世論を動かすのに苦労しているんだなぁ。というのは感じた。蓮池さん達を"使いながら"。

 本当に申し訳ないが「他人事」
 そして、自分や自分の身の回りに何か起きても「他人事」と思われるんだろうなぁ。と心にとめて、本を閉じた。