ブルージー! ブラック!
★★★★★
Jimmy Smith(org)、Donald Bailey(ds)、Kenny Burrell(g)、Stanley Turrentine(ts)というクレジットを見ただけで既にブルージーな雰囲気が湧き起こってきます。
ダンサブルにグイグイ押しまくるヴァーヴ時代の Jimmy Smith も良いですが、夜に聴くとなるとブルーノートレーベルの Jimmy Smith です。1960年のこのアルバムはミディアムからスローの曲ばかりで、真夜中過ぎのムードが濃厚。
ハモンドB3は、1933年にアメリカ人のハモンドが発明した電気オルガン。この比較的新しい楽器をジャズの中にメインストリーム化させたのが Jimmy Smith で、ブラックミュージックらしい響きです。このアルバムを聴くと、NYハーレム125丁目を夏の夜中12時過ぎにテクテクと歩いた時の気分が思い出されます。雰囲気最高!